2012年2月4日土曜日

最近の高校入試で

今日は中学校の懇談会に行って,進路についての話を聞きました。今年あった高校入試で先生方も驚いていましたが,なんと!入試に「掃除課題」が出たそうです。集団面接か個別面接かはわかりませんし,どういう所を評定したのかはわかりませんが,入試で日常生活課題というのは驚きました。作業療法の評価でAMPS(Assessment of Motor and Process Skills)というのがあります。運動とプロセスの作業遂行能力評価です。この評価では,日常生活上の課題,例えば食器を洗って片付ける,とかチャーハンを作るとか,その方の作業能力に応じた課題を観察しながら評価を行います。
 最近では,就職の技能評価で特別支援学校の学生向けに特別支援学校技能検定があります。その中に掃除技能の検定があります。(http://www.pref.hiroshima.lg.jp/kyouiku/hotline/07challenge/ginoukentei/index.html)。一般の高校入試でも掃除課題。どこをどのように評価するかは分かりませんが,時代は作業療法士が目指す方向に向かっているんじゃないかなぁ。誰かに持ち上げられるようなことはないですので,ここぞとばかりに作業療法士が手を挙げて,「こういうことできます!」と世の中に訴えていかなくちゃいけませんね。
 入試で言えば…「高校入試の作業能力受験対策講座」とかかなぁ。まぁ,高校入試という手段のために作業を使うってのも,入試のためだけに英語を勉強するのと同じようで,あまり好ましくもないようにも思うのですが。

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