2012年10月29日月曜日

生涯学習フェスティバルでした

10月27日,28日の土日は三原では生涯学習フェスティバルと保健福祉祭りがおこなわれました。 今年の1日目はチームちゃんくすで作った段ボール迷路,松本先生をお呼びして親子ビクスとヨガ教室体験版,フォレストサポートクラブさんの約千個の積み木コーナー,プラレールコーナーなどを運営しました。昨年は人が少なかったのですが,今回は人の入りも上々でした。特に,迷路はとっても楽しんでいるお子さんがいてうれしかったです。自分で動ける範囲があって,そこに大人はいなくて,自分で見つけて自分で楽しめるのはいいですね。これが多分自立の第一歩なのでしょう。ちゃんくすには段ボールの加工が得意な方が多く,社会貢献活動になると思っています。個々の力が子どもたちを愉快にさせているようにも感じて,とてもいい雰囲気でした。講師の松本先生はきっちりとヨガや親子ビクスなど行いつつも,周りを楽しませるオーラがありまくりです。今回はお母さん,お子さんも遠慮なくヨガを楽しんでいて子どもとお母さんとのキャッチボールをお手伝いできたように思います。 2日目は駅前広場で防災の運動会をしました1週間前からこの日は天候が悪い予報。せっかく事前登録をしていただいたにも予報を見てキャンセルしている方が多く,今日も残念ながら参加者は少なかったです。さらに,昨日から雨も降り続いていたので,参加しづらかったと思います。しかし,天候は午後から晴れ。近隣の町内会の方々も来ていただきにぎやかに行うことができました。防災活動は,いろんなアイデアで対処したり,相手にあわせて行動をおこなうことが多いです。担架での運び方,声のかけ方一つでも,先を予測して行えばとても勇気づけられたりするなぁと思いました。非常食体験もハイゼックスという袋の中で作る,とてもおいしい茶碗蒸しを作りました。簡単に。だけど工夫のされているメニューでとてもよかったです。 かくして,怒涛の週末は終了。またがんばるべーい!

2012年10月24日水曜日

プチハッピー

今日は午前中に障がい者雇用を拡大するための会議が三原市役所で行われました。市役所には様々な「部」がありますが,その部長さんがたくさん来られる会議です。地域の就労支援施設の方々が来て,自身の事業所のことや商品のアピールもしました。その中で,もっとこうした方がいいんじゃないか,という話もお聞きしてとても有意義でした。障がい者だからなんとか…というのではなく,もっといろんな働き方を認められるように感じましたし,そのためにやれることはいろいろあるなーと思いました。 それから,とってもいいことがありました。ちゃんくすに来られている方が,亀田製菓のおこめチップスを持ってきていたのですが,その中に稀に入っているらしいクローバーのチップスを持ってきて,「これめっちゃ嬉しいやん」と言いながら「写真撮って」というのです。こういうプチハッピーを持ってきていただけると,こちらも幸せになります。 ちゃんくすには人付き合いにくたびれた人が多く来られます。人とお付き合いするって事は,自分と向き合うことが多くなります。「あー言うんじゃなかった」「相手は僕のことどう感じているだろう」これらは,相手があってのことですが,常に自分に接してしまいます。自分に自信がないと誰ともお付き合いしようとは思いません。そうすると,もっと自分に自信が無くなります。 できたら,こういうプチハッピーを人に伝えたくなるような場がもっともっと広がるといいなーと思います。これは,誰かが作るのではなく,自分が作れるのだろうと思います。忙しくても,やることがいっぱいでも相手のことを受け入れられるような雰囲気を作っておくことかなと思います。私はその点はまだまだ未熟者です。意識してやっていかなくちゃ。 こう思えるようになったのも,あなたのおかげだよー。今日はクローバーをありがとうです。

2012年10月23日火曜日

青少年育成カレッジ終了~

週末は青少年育成カレッジで講師とこのプログラムのコーディネートを行いました。私が前座で発表する代わりに聞きたい方をお呼びできるという素敵な提案にすぐにのって,東林館高校の喜田先生と佐賀のNPO法人スチューデント・サポート・フェイスの谷口先生をお呼びしました。 喜田先生は何と言ってもトークが上手!人の心をひきつけ,相手を飽きさせないという芸人魂があるのか,笑いありの講演でした。まだまだ30歳(昭和52年生まれ)。おそるべし方です。親子関係,社会の中で取り残される学校に行けない方々の現状,自分として何ができるのかを考えることのできる内容でした。 谷口先生は,とにかくハードな実践による経験と,行政の中でも仕事をしておりこのバランスが良かったです。けっして現場を忘れずに信念を持ってされる姿は尊敬に値します。 終了後は流川まで出て懇親会。これも私のこだわりだったのですが,目の前にお二人が来るように座りました。贅沢な風景を見たように思います。思わず出されたお酒にかなりやられましたが。 どちらにしても,一日ではもったいない内容でして,いつかまたやってみたいなぁと思います。

2012年10月18日木曜日

旅立ちを見守りました

今日,大切な方が急に亡くなりました。お通夜に出席したのですが,遺影の顔を見ると,いつもの笑顔でした。年齢は82歳。大往生です。 この方はちゃんくすができた後に出会いました。子どもオリンピックを三原駅前市民広場で毎月行っていますが,よくグランドゴルフをしていました。芝生の広場があるので子どもでも気軽に楽しめる…と思ったのですが,スティックが子ども用の貸し出しはありませんでした。近隣の保育園に聞くと,三原市内で高齢者のグループでグランドゴルフを広めたいという方がいて,その方が貸し出しているよと教えてくれました。その方のお宅に行くと,気軽に貸してくれて,いつも激励の言葉をかけてくれたものです。時々,新聞記事なんかにちゃんくすが掲載されると持って来てくれて,これまた声をかけてくれたものです。「これくらいで社会貢献になるなら,どうぞどうぞいつでも言ってね。」と言われていました。最近,ご自宅を新しくすると聞いていたのですが,まさかの他界でした。 いろんな形で社会貢献はできる,とよく本や雑誌に書いています。社会貢献は,ボランティア,募金,奉仕…などどうしても自己犠牲のイメージがあるのですが,こういうことをやってみたい,みんなで楽しみたい,みんなで何かしたい…結局は自分がやってみたいことを実現する自己実現です。たまたま子ども用のグランドゴルフのスティックを持っていて,たまたまそれを教えてくれる方がいて私は出会いました。ちゃんくすを立ち上げて,駅前広場で何をしようか,と手探りの時期にとてもお世話になり,励ましていただいた人。私にはずっと忘れることができません。昭和の紳士。ジェントルマンという言葉がそのままあてはまるような風貌の方でした。ご冥福をお祈りするとと共に,旅立ちを見守る事が出来て幸せでした。

2012年10月9日火曜日

連休でしたね。

この連休中はいろんなことがありました。ニーズ調査の分析(遅くまでわいわいと話ながらしました)。つくろう三原の定例会(活動が活発です),以前在職していた学校の同窓会でバレーボール(卒業生が5年経っても変わってなくてうれしかった),ソフトボールチームの会合に練習(少しは運動しなくちゃ)…。山中教授のノーベル賞受賞(まだまだ研究しているって感じ),そしてソフトバンクホークスの小久保裕紀選手の引退セレモニー。今のプロ野球選手の中で一番尊敬できる選手です。練習の仕方,野球への取り組み方,チームリーダーとしての自覚。どれもが自分の中で決めた目標に向かっていました。そんな選手が感じた限界。生きてきた道を辞めるような判断をするのって難しいだろうけど,アスリートは必ずとおる道なんだろうなと思いました。その中で大切な人への感謝の言葉がたくさん入っていて素晴らしかったです。
そんな連休中にひとつようやく書き上げようとしている原稿(写真)。これが一番苦手な作業なのよ-(涙)。でも越えなくちゃ。なにはともあれひとつひとつ楽しみながらやっていきましょ。

2012年10月4日木曜日

プラレール喫茶準備

作業に焦点をあてた介入をしていると,クライエントって誰だ?と感じることがあります。困っている人なのか,まわりの環境にいる方なのか,診療報酬とか介護保険とかの制度なのか,組織なのか,家族なのか。ちゃんくすをし始めて,大きな社会というか地域を対象に何かすることが増えました。しかし,地域は大きい。ニーズは多様だし,ある集団にとっていいこと(いい作業)は,他の集団にとってはいいことじゃないということもあります。駅前広場でイベントするときは,それを感じる事が多い。やり方が問題になることもある。この秋は多くのネットワークを動かしながらのイベントが多い。ちゃんくす単体ではできないのだ。ちょっと悔しい思いをすることもある。ネットワークが繋がることは,人の土俵で相撲をすることも多いのだ。でも,つながれることはその作業が達成できると,もっともっと達成感も上がるんだろうなと思います。社会参加がしずらい方々にも,こういう喜びを一緒に分かち合えればきっと社会参加も実現に近づくのではないかと思います。クライエントって誰だ?と感じること,そのものが作業が達成されたときの喜びを倍増させるヒントなのかもしれないなぁと思いました。
今日は,ちゃんくすはプラレール喫茶の予行練習しました。すこしずつ改良されていいカンジです。