2012年10月18日木曜日

旅立ちを見守りました

今日,大切な方が急に亡くなりました。お通夜に出席したのですが,遺影の顔を見ると,いつもの笑顔でした。年齢は82歳。大往生です。 この方はちゃんくすができた後に出会いました。子どもオリンピックを三原駅前市民広場で毎月行っていますが,よくグランドゴルフをしていました。芝生の広場があるので子どもでも気軽に楽しめる…と思ったのですが,スティックが子ども用の貸し出しはありませんでした。近隣の保育園に聞くと,三原市内で高齢者のグループでグランドゴルフを広めたいという方がいて,その方が貸し出しているよと教えてくれました。その方のお宅に行くと,気軽に貸してくれて,いつも激励の言葉をかけてくれたものです。時々,新聞記事なんかにちゃんくすが掲載されると持って来てくれて,これまた声をかけてくれたものです。「これくらいで社会貢献になるなら,どうぞどうぞいつでも言ってね。」と言われていました。最近,ご自宅を新しくすると聞いていたのですが,まさかの他界でした。 いろんな形で社会貢献はできる,とよく本や雑誌に書いています。社会貢献は,ボランティア,募金,奉仕…などどうしても自己犠牲のイメージがあるのですが,こういうことをやってみたい,みんなで楽しみたい,みんなで何かしたい…結局は自分がやってみたいことを実現する自己実現です。たまたま子ども用のグランドゴルフのスティックを持っていて,たまたまそれを教えてくれる方がいて私は出会いました。ちゃんくすを立ち上げて,駅前広場で何をしようか,と手探りの時期にとてもお世話になり,励ましていただいた人。私にはずっと忘れることができません。昭和の紳士。ジェントルマンという言葉がそのままあてはまるような風貌の方でした。ご冥福をお祈りするとと共に,旅立ちを見守る事が出来て幸せでした。

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