2013年1月27日日曜日

研修会とOTまちコン終了

久しぶりのブログ更新になってしまいました。外は雪。今日は,60名強の参加者がきていただいた広島県作業療法士会東部地区学術部と福利部の企画で研修会とOTまちコンしました。この企画。結構前から企画していました。講師はNPO法人いねいぶるの宮崎さん。あっさりとしゃべる内容ではあったのですが,とにかく練られていて(かなり)戦略的に行政や地域組織と絡み合いながら事業展開していました。
作業に焦点を当てるときは,誰の作業に焦点をあてるのかをいつも考えさせられます。本人の?家族の?まちの?作業療法士の?周囲の支援者の?その時々,状況,問題の内容によって,誰の作業を解決していくかが変わっていきます。
倫理セミナーが県立広島大学で開催されたときに,ケーススタディの中で,倫理的問題を解決するプロセスを学習しましたが,そのプロセスがきっと,この解決に役立つように感じました。
研修会は,「まちの中で作業療法士のできること」というテーマでしたが,市民を対象に作業に焦点をあてた関わりをしようとすると,行政の作業に焦点があうことがあります。市民のニーズと行政のニーズがかけ離れているように感じることもしばしばあります。まちの活性化を考えていこうとすると,市民という主人公が消えてしまうこともあります。
今回の研修会で感じたのは,「ここにある問題を,みんなで感じて,みんなで解決に向かおうとしているシステムを作ろうとしていること」でした。いねいぶるは,それを地域の中で問題を感じて,地域で問題を解決しようとしているな,と思いました。
ちゃんくすでも,社会参加ができないという相談があったり,まちを活性化するために市民を対象にイベントをしています。どうも,最近のちゃんくすは,それを自分の所だけで…とか,昨年はこうしたらか…というところで解決しようとしているように感じました。
自分たちだけでするのではなく,地域で…まちで…。とにかくいろんな人たちと混ざりながらやっていかないといけない。深くそう感じました。

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