2013年2月19日火曜日

中小企業家しんぶん~2013年2月15日号より~

私は中小企業家同友会という団体に入っています。全国に中小企業ってどれくらいあるのだろう…と調べると全国で430万社。日本の企業の99.7%。雇用の7割だそうです(中小企業庁ホームページより)。三原市内にもたくさんの中小企業がありますが、この同友会には、現在60社くらいが加入していて、この4月からは特別地区会から支部になります。同友会は、月に2回(かな?)「中小企業家しんぶん」というのが配布されます。今回のしんぶんの記事で、中小企業家同友全国協議会の幹事長の広浜泰久さんが、中小企業の課題を書いています。企業づくり、地域づくり、同友会づくりとテーマ別に書いているのですが、これがすばらしいです。企業づくりでは経営指針を事業主だけが考えるのではなく、従業員みんなで透明性を持って決めて実践すること、1年2年の目の前の企業を形を考えるのではなく5年、10年と考えること、成果指標をオープンにすること。つまり、企業というのは誰かの持ち物ではなく、社会の中の役割を認識して、その中で自分たちの歩む道を考えて行動して社会の中に歩む姿を明らかにするというもの。なかなかできることじゃないんでしょうが、こういう理念を持っているのがすごいなと。また、企業のミッションは地域社会がどれだけ良くなるか、企業のみんなが地域社会を変える運動に参加することだとも述べています。そのための、同友会活動づくりをすることが必要と。同友会の中での組織や役割や事務局のあり方まで述べていて、組織を作ることの大切さまで書いています。組織は、企業や従業員ひとりひとりが自主的・主体的な活動ができる条件をつくることだと。
私は作業療法士ですが、この内容はそのまんま作業療法にもいえることでして、クライエント(対象者)がいて、家族がいて、地域があって。社会参加に困っている人が中心になって主体的、自主的な活動をするには、環境の応援が必要です。条件づくりとは、支援するのではなく、その人が自立して動ける環境を作ることなのです。この記事は本当にすごいなぁと。同友会さんと出会えて改めて良かったと思いました。

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