2013年8月22日木曜日

夏休み宿題塾とサッカーゲーム大会と将棋大会

今週は本町で夏休み宿題塾をしています。この活動は、県立広島大学作業療法学科3年生の地域作業療法学の授業の一環でもあります。地域のニーズにあわせて学生とちゃんくすでプログラムを企画するものです。活動場所は本町の活動センターでもある「いろは」。地域の住民が雑貨屋さんだった場所を住民の手で改装をしてできたサロンです。いろんな人に「いろは」を使ってもらいたい。子どもたちに活動の場所を。お隣のサッカーミュージアムの館長さんは、いろんな人にサッカーミュージアムを知ってもらい資料を見てもらいたい。いくつかのニーズを掛け合わせた結果が、今回の宿題塾だったり、サッカーゲーム大会でもあるし、将棋大会(これは学生のニーズ)でもあります。
本町の方々の協力がとにかく大きいです。どんなに良いことをしていても、消費する人がいないとそれはいいことにならないことも多いです。お子さんが外出をして、いろはまで来て、ドアを開けてくれないとスタートできません。毎日行われる夏休みのラジオ体操のときに広報用のビラを配っていただいたり、回覧板でまわしてくれたり、街の掲示板に貼ってもらったり、直接行くように声をかけてくれたり。住民の方が、「自分も貢献するんだ」という気持ちが形になって(作業になって)、日常生活の中に、宿題塾を取り込んでいただけました。
ちゃんくすの理念の中に、年齢、性別、障害のあるなし、に関わらず参加する機会を作る、という文言があります。今回は、学生、子ども、保護者の方々、まちづくりに参画する住民、活動をするちゃんくす、という多くの人たちが混ざり合っています。交流が生まれれば、また何かが生まれるかもしれません。次が大切だなーと思っています。
写真は今回のコンセプトが分かる一枚。サッカーミュージアムの館長さんは仕事に。大人と子どもはサッカーゲームに興じています。こういう感じが好きだなーと。

2013年8月15日木曜日

やっさ祭りとちゃんくす

やっさ祭りも終わりました。ちゃんくすとやっさ祭り。昨年は「トイレ掃除隊」を結成して簡易トイレのあまりの汚さに驚愕しましたが、今年の活動を少し紹介します。

ひとつめは、今年は、高校生の活動としてめん吉さんで調理の方法を4月から教えていただいています。これは、職場実習という形でしております。このやっさ祭りでは、その活動の成果を出すべく、5名くらいでお手伝いをしました。盛り付けたり、調味料かけたり、品だし、呼び込み、料金の受け渡しなどお店で行うソーシャルスキルのほとんどは屋台で出来ます。どうやっても相手の顔見て指示や商品を出さないとわからないし、人は多いし、暑いし…と不利な条件もたくさんですが、それを、めん吉の人たちの中で解消していけていい感じでした。

ふたつめは、ゴミへらし隊でリユースカップの回収のお手伝いをしました。こちらは主にちゃんくすでもボランティアが初心者の方を対象に、社会参加の経験をさせるべく行いました。だいたいは中学生の方々でお昼に行いました。リユースカップとは、ビールが注がれるカップを100円のキックバックで回収していくエコでクリーンなお祭りを目指して、エコレンジャー隊が行っています。「カップの回収こちらですー」という声だし、100円を渡して「ありがとうございました」。これができれば参加できるし、すでに数年間行っていることもあり、大人たちの支援も多くあります。

みっつめは、毎年のように行う、人にやさしい祭り委員会への協力です。この委員会は誰もが街のイベントであるお祭りを楽しみたい、というコンセプトの元、踊りチームの結成、花火への同行支援、人にやさしい観覧席の設置、手話や要約筆記ボランティアの調整などなど…。参加者も多く、スタッフの数も半端なく、暑い時期の開催ですのでとっても飲み物やら冷たいタオルやら…とにかく大変です。私は副委員長でして、委員会などの出席、調整などなどで動きます。実際は学生ボランティアががんばってくれますので、こちらは一緒に考え役です。やはりこういうイベントで学生は学んでいくことが地域にとっても学生にとっても大切だと思っています。
昨年度行った「トイレ掃除隊」は、この人にやさしい祭り委員会に取り込んでいただいて開催しました。

とにかく、たくさんの人たちの中で行う作業です。ある人は、お店のお手伝いで働く実体験、ある人は、ボランティア初体験、ある人は踊りを楽しむ…お祭りという街の大きなイベント(街を象徴する作業)に関わると、作業を達成しながら、多くのつながりが持てます。多くの人がお祭りにはボランティアで参加します。ぜひ。みなさんもご参加下さい。

写真は、今年作った「ちゃんくすTシャツ」。めん吉さんとのコラボでデビューしました!街のどこかでお会いしたら声をかけてね。