2013年10月27日日曜日

オーブンの温度

ちゃんくすのパティシエくん。今月の「三原日和」に紹介されています。本当にお菓子を作ることが好きです。研究熱心なので、前回の失敗をふまえて何かしら新しい試みをしています。かなりの負けず嫌いでもあり、うまくいかないとうまくできるまでやっているように最近は思えます。こういう方は必要以外の道具や材料を使いません。道具でいうと電動泡立て器は使いません。ほとんどの場合はホイッパーで混ぜ、手でこねています。混ぜることが大好きで、しかも、材料の変化の状況観察が細かいです。どれくらい泡立てればいいか、どれくらいつぶせばいいか…を知っています。そして、もうひとつかなり注意しているのが、オーブンの温度です。オーブンの温度は、ひとつひとつちょっとした癖があります。温度のあがり方、表示されている温度と実際の温度。多分材料の温め方でも違います。バターをレンジで溶かしたりすると混ぜるのも、焼くのも違ってきます。外気温もあります。ちゃんくすにあるのは、本当に家庭用のオーブンでして、パティシエくんにはいつも気の毒だな…と思います。しかし、その研究の成果が今日はばっちりあらわれました。すごいです。そんなパティシエくんの力をなんとか地域で活かすことができるようになればな…と思いました。

2013年10月25日金曜日

中小企業家同友会 障がい者問題全国交流会in横浜に参加しました

木曜日と金曜日と横浜で行われた研修会に参加しました。中小企業家同友会の障がい者問題全国交流会に参加しました。企業の代表者が、障がい者を取り巻く問題、特に雇用や経営について、代表自らが交流しながら研鑽を積むような会が全国規模で行われるのは、おそらくこの会くらいではないでしょうか。参加者はなんと700名弱。45の都道府県から参加しています。
一番始めに驚いたのは、作業所の方々が玄関から会場までずーっと並んで挨拶をしてくれること。正直、私はあまりこういうのは好きではないのですが、今回はその表情と自分で書いた「こんにちは」とか「ようこそ」というプラカードを持って挨拶をされると、不思議とそれだけで嬉しくなってきました。表情も声も大きくて、障がい者が参加している感を最初から感じました。私自身への反省の意も込めてですが、こういう会は、ともすれば障がい者が置き去りになってしまいます。健常者だけがしゃべって自己満足じゃないの?と感じることもあるのですが、今回は最初っから違っていました。
最初の講演は横浜市立大学の影山摩子弥先生の講演。障がい者雇用で企業の業務パフォーマンスが向上していることを証明した方です。真面目そうな、いやきっと真面目な先生が語る内容はクールなのですが、時々自虐ネタに走ります。それがとてもおもしろくて、ついつい話のないように夢中にさせてくれます。障がい者雇用をしている企業や経営者の視点だけでなく、従業員や障がい者の働きがいにまで踏み込んで、いかに働く環境が大切かを教わりました。
それが終了して、すぐに分科会。私は京都の「はちどり」という就労支援ネットワークについての分科会に参加しました。「はちどり」には作業療法士も入っていて、とにかくいろんな人がつながりながら地域の中で障がい者雇用を進めています。ネットワークについて学びました。グループディスカッションもあり、自分の意見も語り他の人にも意見を聞くことができるので、いつもいいな、と感じています。聴くだけではなく語れる、表現できるのっていいですよね。それが終わると懇親会。とにかく、みなさん良くしゃべりますし、良く動きます。600人が右往左往するので、とにかく会場は熱気だらけです。
2日目は反貧困ネットワークの事務局長の湯浅誠さんの講演とグループディスカッション。「問いの立て方」については(くわしくは書きませんが)とても感銘を受ける内容でした。
ざーっと書きましたが、ひとつひとつの講演会はもっと気づいたことがあります。どれも宝物のような言葉でして。経験が言葉になっている、という印象を強く感じました。本当にいい研修でした。ありがとうございました!
私自身、できてない部分があって、ひとつひとつ解決をしながらいこうと強く思いました。

2013年10月21日月曜日

輝いている姿

ここ最近、ちゃんくすに来られている方々が、自身の活動の成果発表をするのを2つほど見ました。ひとつは人前で踊ったり、歌ったり、せりふを言ったりする演劇。もうひとつは空手です。いずれの種目もまったく関係ないのですが、このふたつに共通しているのは、子ども頃から「やってみたいこと」に従事していることです。
彼ら彼女らが学生時代は、いずれも学校になじめませんでした。授業を受けない、学校で落ち着きがない、と言われては、学校にいかない、いけない日々もありました。しかし、彼ら彼女らは、自分のやってみたいことを見つけています。自信のないようなことも見せず、凛とした態度で演劇や空手に向かっている姿は本当に集中力のあるかただな、と思っていました。
いずれにしても、皆さん輝いていたなぁ。

2013年10月2日水曜日

灯ろうを描きに行きました!

11月3日に三原では「浮城祭」というのが三原駅前一帯で行われます。この前夜祭の2日の夜に毎年行っている「あかりプロジェクト」をします。今日は、ちょっと遠方の高齢者のデイサービスに灯ろうを描きに行きました。私とスタッフ1名、高校生ボランティア1名の3名で行きあたたかく迎えてくれました。こちらが準備した材料や道具もあるのですが、そこから先はその場の雰囲気に応じて臨機応変でしたが、短い時間でみなさん熱中して描いていただきました。本当にありがとうございました。

こうやっていろんな人の協力を得ながら何かができるのはとてもわくわくします。仕事と楽しみをいっぺんにできてとても楽しいです。
今年はたくさんの協力を得て、例年の2倍の数の約2,000個を灯します。駅前広場だけでなく、いろんなところに置けるように現在調整中です。ぜひともみなさん11月2日の夜は三原駅前でお過ごし下さい。