2014年1月13日月曜日

かんきつ類を生む島だった

今日はさぎ島という三原港から船で20分くらいのところにある島に10名で行きました。いつもお世話になっている方の親戚のおうちにみかん畑があり、そのみかんを無料でとれる…ということでうかがいました。この島は人口約800人。最盛期には3,500人くらいいたそうですので、人口は減っています。もちろん高齢化も手伝って、代々続いたみかん畑は島の特産から(言い方が悪いのですが)お荷物になりつつあるようでした。いわば取りきれなかったみかんを取りにいくというものです。特にみかん畑は急傾斜地が多く、高いところにも実がなっているので、高齢の方にはしんどい作業です。とれたものは重く運ぶのも大変。しかも、売りに出ても船で運ばねばならず、まったく収入にならないそうです。代々続いたものをやめるわけにもいかないので、こうやってとってくれる人がいれば無料で、しかも、とったものもいただける、というものです。ただ、季節の物ですから、当然、旬は少し逃しているかもしれません。しかし、その辺に出ているものよりははるかに美味しかったです。

今回は、このとれたものをジャムにしてパンの中に入れてみようかと思っています。自分達で収穫した果物でジャムを作って(加工して)パンに入れて単価を決めて販売する。こういう基本的な食品製造業の流れを、ちゃんくすを利用している方々と体験してみようと思っています。いわば教材として、今回のみかんを使わせていただきます。ジャムにするには専門家も必要です。お客さんのことを考えながら商品も考えなければなりません。地域の人の顔も見えながらの仕事です。いろんな人が「あれどうなった?」と聞いてくる中での仕事になります。

しっかりやっていこうと思います。

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