2014年1月19日日曜日

障害福祉に関わる作業療法士の意見交換会参加

この週末はちゃんくすをお休みして,スタッフ3名で東京まで研修に行ってきました.作業療法士協会の意見交換会でして,就労支援施設や相談支援事業所など,福祉の領域で働いている作業療法士7名が発表をしました.私もそのひとつに加えていただき,発表もしました.

一番感じたのは,地域の中で福祉分野に携わる方々の多くが,地域には障害があるも,ないも関係ない,ということです.障害者に対するサービスを提供しているのですが,施設で働いていてもとにかく外部との接触の多い仕事をしています.商品の受注,発送先,協力者,ボランティアなどを通じて街と出会い,地域の住民と一緒に「作業」をしているといました.障害者も,地域の中の資源として,できないことも多いけど,できること(可能性)を見つけてそれを伸ばし,社会参加のチャレンジをしていました.社会人として,みんなが対等というか,そんな感じです.

この感覚は,障害者雇用を促進している社長さんや従業員の方と話したときにも感じた感覚です.ひとりの戦力としてお付き合いをしていますし,お互いを尊重し合える関係になっているようです.

作業療法士はそれを演出するプロデューサーみたいです.地域のリーダーになり,できないことよりもできるところに着目する.地域の役割を作り出し,相互作用しあいながら活動していました.結局はまちづくりに近づいたかなと思います.

制度にも多くの課題があって,解決が期待されるもの,作業療法士として関わっていかなくちゃいけない視点とその制度上の保障を獲得していく,という議論もあり,多くの宿題ももらった気がしました.

私たちの活動も,このような広い視点を持ちながら活動しなくちゃです.一泊二日の研修.学びもですが,笑いも絶えない会になりました.またいつかこのメンバーでどこかでお会いできたらいいな.

写真はちょっと時間があったので歌舞伎座へ.中村勘三郎はこの新しい舞台に立つことがかなわなかったと思うと,無念だったかなと思います.1日1日.日々新たでがんばらなくっちゃ!

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