2015年11月30日月曜日

三原お寺でアート'15終わりました

実行委員長という役割はありましたが、周りの方々がしっかりと動いていたおかげで無事に 終わった三原お寺でアート(Mihara Arte En El Tempolo;MAT)。本当にいろんな人のエネルギーを感じました。アートは何となく孤独を感じることがあります。作る時はだいたいみなさん集中していると思うし、どこか自己満足という言葉に心を支配されないと、とても出来ない作業なように思っています。歌を作ることも、論文を書くことも、実験や研究をすることも、絵を描くことも、料理を作ることも、ひたすら自分に向き合っているように思います。それを皆さんに見てもらおうとかいうのは、また違う作業かなと。

孤独で自己満足の世界を身近な人に見てもらう。それも、三原の資産でもあるお寺で…というのがこのMATのいい所だと思います。三原は、なんだかもったいないところがたくさんありまして。お城だって、実は石垣の組み方は全国的にも珍しいとか(だけど駅が貫いてますが)、お寺の数も実はお隣の尾道市とそんなに変わらないし、素敵な小道もたくさんあるし、少なくなってはきてるけどお屋敷だってまだまだ健在(山脇邸が代表かも)。
三原の人が出展してできているアート展。三原はまだまだ面白い資源が残っている。そう感じた3日間でした。

2015年11月15日日曜日

プラレール喫茶+斉藤工房+就労支援施設ワークショップ

 

 昨日,一昨日と県立広島大学での学園祭に出店しました.もう4回目になると思われる,この学園祭での出店.チャレンジショップだったり,日々の活動の発表の場だったりしましたが,今回は,就労支援施設のワークショップを加えてみました.

プラレール喫茶は,お菓子をプラレールで運んでくるというもの.一日目はなんとなんと主力の運転手が風邪でお休みするという,とても不安な船出でしたが,こういう時に力を発揮するのが底力というか,層が厚いというか.急な運転手でも充分に力を発揮していました.
お客さんも楽しんでいただいていたようで,見るだけでもいいですか?と何度も聞かれました(もちろんオッケーです).また,その時に出したみたチーズケーキ.はじめてお客さんに出して見ましたが,これまた好評でした.

地域で活動していて嬉しいのは,周りのやさしい目に触れることができること.毎年のように参加しているせいか,「今年も来たよー」という言葉を頂戴することもしばしばでした.

斉藤工房さんも,いろんな方が音を聞いていました.どちらかというとマニアックなイベントなのですが,それでも好みが共通していると話が弾み,いつにない盛り上がりをみせていました.

そして,今回初めて行ってみた就労支援施設のワークショップ.三原市内の3ヵ所の協力を得て行われました.また,このワークショップは,作業療法学科の3年生とのコラボイベント.学生さんも「消しゴムハンコではがき作り」という形でオリジナルのスタンプを作って,「もりの輝舎」のはが木という,葉書に押すというものです.
2日目には,施設の職員さんや当事者の方も来られて4つのワークショップと,施設の商品販売をしました.
実は,このワークショップは,あまりに施設の商品の完成度が高いため,それを知ってもらいたいという想いで行いました.出来上がるものの完成度が高く,しかも丁寧に作り上げられた商品なので,一般の方でも作りやすく,見た目もいい物が出来上がりました.

いろいろと反省点もありましたが,何よりもこういうつながりの中で運営できて,またやってみようという意欲も出てくるのがいいじゃないですか.

2015年11月9日月曜日

あかりプロジェクト2015

 
昨日7日(土)に浮城祭前夜祭でちゃんくすは毎年行われている「あかりプロジェクト」をしました.三原市内のいろんな方々の協力を仰いでいまして…今年は2,800個の灯ろうを市民が描きました.保育所,幼稚園,小学校から高齢者施設,障害者施設など多くの方々に描いていただきました.

このプロジェクトは,「駅前を活性化するのは「誰か」ではなくて,私達で.」というメッセージが伝われば…と考えて始めたもの.自分が描いたもので街を照らすことで,人を喜ばすことができたら.ひとつひとつのあかりが…自分のやったことが,人を喜ばせて,さらに街も盛り上げられればいいな,というものです.

昨日の天候はあいにくの曇り.それもキャンドルに点灯する18時から雨が降るという….なんともはっきりしない天気でした.しかし,なんとか天気はもってくれて20時くらいまではちょっと降りましたが持ちこたえました.片づけの時はさすがに強い雨でしてスタッフはびしょぬれになりながらみなさんで片づけました.

ちゃんくすとしては,その市民の方々が描いていただくことと,もうひとつミッションがあります.ちゃんくすを利用する方々が,こういう場に参加して社会や地域を感じることです.この両立がとても大切だと思っています.ちゃんくすを利用する方々は,自分に自信がなかったり,集団にうまくなじめなかったり…です.彼らが地域の中で自由に活動することこそが必要だと思っています.

街に貢献することや,街を楽しくすることができる人が増えることで,街はもっと豊かになると思います.これは,すぐにはできません.あわてず,あせらず,じっくりと.でもどこか戦略的にしていかないといけません.

あかりプロジェクトはなんとかずっとやっていける活動にしたいなと,揺れるキャンドルの火を見ながら思いました.

そうそう.当日はとっても多くの方々にお越しいただきました.ありがとうございます.でも,駅前広場でしていなかったので中止と思った方もいるかもしれません.ごめんなさい.

多くのご家族連れがこられたのですが,とても良かったのがお子さん達の声.「みんなまたねー!ばいばーい!」という大きな声.すべてを安心しきっているからこそ,こういう言葉が出ると思います.お母さんもお父さんも近くにいるから,身近で知っている人がいるから.その場が自分達のものだと感じたから.だから出る言葉がとても心地よかったです.

2015年11月2日月曜日

ハッピー・ハロウィィーン!

今週末の11月7日,8日は三原駅前や三原港で「浮城祭」が開催されます.今年もちゃんくすでは「あかりプロジェクト」という形で7日(土)の夜に三原市内のお子さんや高齢者など役2,500名にとうろうに絵やメッセージを描いてもらい,キャンドルを入れて飾ります.このイベントは駅前広場をいろんな人たちの笑顔で満たされたいという想いから始まった企画.ろうそくの火がゆらゆらと揺れるだけで,落ち着くというか,和みます.自分が描いた灯ろうで街を彩ると,それだけで参加した気持ちになります.とにかく市民が参加してのイベントです.

しかし,年々数も増えています.当然,キャンドルをつけるのは人の手です.カチカチカチ…とチャッカマンをつける握力もなくなるくらいです.

先日は,こういうキャンドルの灯が好きな?方々が「遊びよー」と言いながら,あかりをつけていました.私も見学がてら見ていると近所の人もやってきます.自然と,こういうのを街角に置いてみたら….次回はもっと本数を増やしてみようか..遊びの中でも真剣ですし,未来が見えます.こういう未来が見えることが,次への意欲につながるのだろうと思います.

楽しく.愉快に.やってやれないことはないさー.