2016年7月2日土曜日

埼玉-東京-神奈川-千葉

今年のカープは歴史に残るゲームをしてますね。三者連続ホームラン、二夜連続サヨナラ、41歳ピッチャーの走者一掃のツーベース。ホームゲームとはいえ11連勝に、連敗しないチーム。このまま突き進んで欲しいものです。

さて。もう古い話ですが、先週末は結構な関東遠征をしていました。かなり久しぶりの関東。人に会う約束もほとんど実現しないままだったので、2泊3日で人に会ってきました。もちろん。大きな目的は千葉で開催された保健福祉領域の作業療法士による意見交換会への参加とネットワーク作り。今回は準備も担当したので、カバンの中は60名分の資料でパンパン。実践報告をする方の熱い想いと、60名もの参加者の期待を詰め込んで行きました。

埼玉では、福島尚さんの絵画を見に行きました。自閉症を持つ福島さんは小さい頃から大の電車好き。ご両親としょっちゅう電車を見ては、それを形作ったり、絵に描いたりしていたそうです。小学生時代の作文も紹介されていましたが、その時に書いた作文どおりに大人になっているようです。写実主義という名前でくくられるのでしょうが、そこには独特な描き方と、非常にハッピーな物語が同居していました。全体と部分のバランス。ものへのこだわり。集中力を感じる細やかさとダイナミックなサイズ。どれをとっても「個性」です。
偶然にも、ちょうど彼の後援会の代表の方とお会いすることも出来ました。
私にとって、芸術というのは、自分の中に滑り込んできていつの間にかとりこにしてしまう存在です。とにかく、私の感覚を越える作品群でした。実際に見れて本当によかったです。ぜひとも、この感動をいろんな人たちと共有したい。と思いながら後にしました。

そして、いくつかの障害者雇用をしている企業を回りました。スワンベーカリー銀座店にも行きました。人通りも多いのでしょうが、それでも多くの方がパンを買い、イートインで食べる姿は三原店にもとても参考になりました。接客からパン作りまで障害を持った方が働いています。会社の中にいろんな人材があってこその企業なんだなとどこでも感じました。

そして千葉です。今回は多くの方が参加しています。この意見交換会は2回ぶりの参加です。参加者もベテランから新卒まで多種多様。上下関係のないコミュニケーション。魅力的な活動。いろんな場面に作業療法士が関わり、作業というめがねで人を捉え、共に生きている感じがしました。以前は作業療法士は、ほとんどの方が医療機関を職場としていました。しかし、今は一年目から福祉領域の施設で働いている方もいました。本当によい選択をしたと思います。
今回のこの交流会は多くの医療関係の方も来ていました。入院したときから、外来で病院にかかってから出来るだけ早く社会参加を達成できるようになるため、社会からやや隔離された場所でも働くことを通して介入していました。

地域にとってセーフティーネットというのはとても大切です。一番底辺になる施策だと感じています。しかし、国などの補助があまり期待できない今。地域にとって地域の商工施策はとても大切です。地域でお金を生み出すような産業があれば、福祉の財源になります。

今回の関東遠征は、福祉と産業を考えるいい機会にできました。



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