2012年12月28日金曜日

お久しぶりです

今年もあと3日ほどで終わります。どうも9月以降のスケジュールは本当に多くていくつかの仕事ができないままに年を越します。まだ,どうなるかわかりませんが来年度は原点に戻りそうです。今日は,いくつかの書類やらお世話になった人たちに挨拶に行ったりしました。夕方には一週間ぶりに声を聞いた方もいます。今日はまちづくりでがんばっているNPO法人に行ったそうです。聞いていてもちゃんくすに似た活動をしていて,とても参考になりました。おみやげ話を楽しみにしています。その法人の方が言っていたのが「やれるところまでやってみるしかない」って言葉。なんだか,今の自分の状況に当てはまっているようでして,とても勇気づけられました。この年末年始はいくつかの宿題を抱えたまま実家でせっせとやろうかと。目標は4つですが,まぁ2つまでできればご褒美をもらおうかと(って何もないのですが)。 ひとつの区切りとしての年末年始。ちゃんくすが始まって,3回目の年末年始。まだまだ,ちゃんくすができるってのは幸せなことです。

2012年12月16日日曜日

作業科学研究会研修会終了

今日は作業科学研究会主催。作業科学の知識を実践につなげる研修会が行われました。場所は東京は東小金井。昨日夜に東京にはいりました。私を含めて3名が実践報告。午後からは、参加者50名のワークショップで皆さんで語らいました。皆さんポテンシャルも高くて、多くの意見を聞くことが出来ました。作業に焦点をあてる関わりはチャレンジだと思います。ですが、多くの人がそのチャレンジをしていこうという意欲が素敵だなと思いました。講師陣も斎藤さん、島谷さん共に私よりはるか年下。魅力ある活動をしていて、熱いのと、スマートな報告に驚きました。 今回の研修の最後は明日から自分は何をするか?です。きっといろんなチャレンジが出てくるのでしょう。私も自分の作業をがんばらねば…です。本当に皆さんありがとうございました。 しかし、この5日間で4本の講演会。ようやく終わったーo(^▽^)o

2012年12月15日土曜日

本町食堂!

今日は本町をまちづくり会社の方や大学生さん達4名,ちゃんくすのメンバーやスタッフ3名の約10名で回りました。商店街の中のお店は,基本的にいわゆる「専門店」。人形屋さんの人形への知識や思い入れも違います。大型店舗では味わえない,コミュニケーションをとりながらの散策でした。古民家にはまだ物が残っていて,大正時代の書物など驚きました。
街には歴史があり,人がいて,ご近所さんのお付き合いがあり,そういういくつもの部分がおり重なって今を伝えているなーと思いました。
夕方からはシティカレッジで講演会の講師。思いの丈を話してきました。ちゃんくすの活動を話す度に,自分の中で「こんなことも感じていたんだ」と驚くこともしばしばです。明日は大和。明後日は東京。続きますナー。

2012年12月9日日曜日

障がい者週間啓発事業も終了。

そいで,今日は障がい者週間啓発事業の「ふれあいバザー」もしました。三原継ぎの輪会さん,広島痛車会さん,コスプレーヤーズジャーニーさんとのコラボ企画での啓発事業。まー異文化交流ってのはいいね。新鮮そのもの。ただ,残念なのはチョー寒い駅前広場と突風。正直なところ商売にはなりませんでした。テントは折れるは,会場のレイアウトも変えるは…たまりませんでした。
今回は,いろんなつながりで製品作りをしました。民生委員さんにはとてもお世話になりました。今日もたくさん来ていただいて,地域で活動することの意味や,真摯な取り組みを感じました。また,作業所の方々も食品バザーをしていただきました。もちろん,寒くて人出も少なかったのですが,それでも元気でいられるのは人のお腹を満たすような活動だからかな…と思います。寒い中朝も早くから準備したことと思います。ありがたいです。
痛車会さんもコスプレさんもがんばっていて,こちらも負けられないなと思いました。
障がい者週間という響きはあまり好きではないのですが,こうやって個性を感じる機会と場を創れたことはよかったかな。

あかりプロ2012しましたー

この週末は,「あかりプロジェクト2012」を土曜日の夕方から夜に。「障がい者週間啓発事業のふれあいバザー」に日曜日の1日。寝る時間を除いては,この土日は駅前広場の屋外にいました。かなり寒くて,本当にたまりませんでしたが,やはりイベント。人に来てもらってナンボの世界なのですが,「あかり」も「ふれあい」も予想したよりはたくさんの人たちに来ていただきました。正直なところ,土曜日のあかりプロは,かなーり寒いし夜だし,風も強くてなかなか火がキャンドルに点かなくて苦労しました。しかし,点け始めてちょっとすると,急に風もなくなりました。驚きました。17時半頃からは人出は増えて,一時は50名くらいが寒空の中来ていました。キャンドルを置いていく途中くらいから,「やってる感」が出てきて,変な話ですがそれだけで達成感もありました。でも。やはり人が来てもらうととても嬉しくなりました。いろんなご家族にもお会いしました。そうそう,JRを利用している人が教えてくれたのですが,電車の中では歓声が上がったそうです。みんなが三原駅側に座って,眺めていたそうです。嬉しいですね-。 そいで,もひとつ良かったのがちゃんくすのメンバーさんです。思いもしない人が来て手伝ってくれたり,みんなが休んでももくもくとキャンドルのチャックをして,火を点けていたり…。とにかくすごいです。今回で4回目の「あかり」ですが,やる方も楽しみなんだな。。。と思いました。こうなるとこのイベントは続けられそうな予感がします。
今回は,広島痛車会(いたしゃかい)の痛車もいっしょに盛り上げてくれました。やはり一所懸命にしていることはいいですね。本当にキレイにラッピングしていて驚きました。この時のために?か,電飾を点けている車も多くて嬉しかったです。また,次回は告知をしていろんな人に来てもらえればなぁと思います。なにはともあれ。お疲れさまでした。

2012年12月2日日曜日

障がい者週間啓発事業のふれあい製品作り会から

先週の金曜日に本郷の障がい者就労支援施設で,三原市の事業,障がい者週間啓発事業の「ふれあい製品作り」というのをしました。地域の民生委員の方々と就労支援施設で働く方々との交流会です。これを企画しました。製品は,まつぼっくりとどんぐりと竹などで作る置物。事前に道具と材料を準備して,後はどうなるかのお楽しみでしたが,これが本当に個性ある製品がたっくさんできました。正直,企画した側は,まつぼっくりにビーズを載せたり,ドングリを並べる程度のいわば「ありきたり」の物を作っていました…が,当日完成した作品は,どれも個性があり,ひとつひとつ違う物でした。ある物は「キリン」をイメージしたり,ある物は「三原と言えばのタコ」をイメージしたり,ある物は「真っ白なクリスマスツリー」になったり。想像を超える物が多く,わくわく感たっぷりでした。私自身。「これがやりたかった」と素直に感じました。また,参加していただいた皆さんからも「楽しかった」「時があっという間に経った」「またやりたい」。など,様々な感想を頂戴しました。障がい者であるとか,高齢であるとか,性別がちがうとか…そんなのは製品づくりには関係ありません。また,この施設では会議のできる部屋があります。それも無料で使って欲しいと。予約すればお弁当も出来ます。地域とのつながりっていうのは,こうやってできるんだなーと思いました。まだまだこの事業はこの一週間続きます。久井,大和,三原と最後の9日には販売会をします。またみなさんと出会えたらな。

2012年11月29日木曜日

商店街支援補助金

今日は午後から商店街支援のための補助金の説明会がありました。補助金もいろいろありまして,国(経済産業省)が,県が,市が行うものがあり,それぞれ内容が異なります。経済産業省の方がいうには,これまでは,商店街のいいなりになって(言い方悪いですが)補助金は出されていたようなことがあり,今後は地域コミュニティのニーズにそった…という言葉がたくさんでていました。それも,マーケティング調査ではなく,地域住民へのニーズ調査が多かったです。人と人が交流する場として商店街を活性化する,という感じでして商売などは二の次の話だなぁ…と思いながら聞いていました。住民のニーズ,商店街としての本気度と具体性で補助金が出るような,そんな気がしました。

2012年11月26日月曜日

3連休も終わったです~

青森~盛岡とこの3連休はまちづくり活動をしている加藤さんの所と作業療法全国研修会の講師で参加してきました。加藤さんはとにかくパワフルで,いろんな人たちを巻き込んで行動プランの立案,立案から行動に移すスピードが早いなぁと感じました。ネットワークでつながっている人達がまちのことを考えながら,それぞれが活動しているという感じでした。人がたまる場,机やテーブルとイス,様々な作業ニーズに応えた店舗や公共施設のコラボと配置場所,などどれも参考になるものでした。イベント1つにしても,明確な意志と目的がないと楽しくやれないというのが印象的でした。自分たちの活動にも参考になる部分が多く,楽しい時間を過ごせました。 全国研修会は岩手県は盛岡市での開催。講師で参加でしたが,今回は合格点かなというところでした。料理家の栗原はるみさんの講演もあり,人生以下に楽しむか,ちょっとしたことでも変化を生み出すのが上手だなと思いました。人は日常なにげなくすることを少し変えるだけでいろんな発見が出来て,それだけでも人生楽しくなれるんだ,というのを再認識しました。 今回は陸路で本州を駆け上がりましたが,思いもしなかった出会いもあり,旅が楽しくなりました。まさに旅は道連れ。こういう思いもしない出会いがあるのもいいですね。 また,明日からは普通の仕事です。夢のような3日間。ありがとうございました。 写真は盛岡市内の飲食店です。普通にかっぱさんも飲んでいたので,私もひとつおごりました(苦笑)。

2012年11月18日日曜日

まちづくりの共通点

今日は,可部にあるNPO法人ウィングに思い立って立ち寄りました。予定していたわけではないのですが,本当に少なくなったお休みに,なにかしら気分転換できないか…とちゃんくすスタッフ3名で行きました。個人的には3回目ですが,本日はお話もうかがうことができました。このNPO法人は,主に精神障がい者の社会参加で喫茶店,お菓子の製造と販売を行っています。喫茶店は可部街道ぞいにあり,築150年の古民家をリフォームして営業しています。大きな古民家で現在まで3回のリフォームを繰り返しており,まだまだ進化の途中で次のリフォームも決めているそうです。ひとつの建物ではありますが,ギャラリー,喫茶店,集う場,委託事業の部屋など,まさにいくつかの事業(やりたいこと)のために部屋があり,ひとつのウィングというまとまりを作っていました。場所も,可部の町並みを保存しようという人たちが活動できる場所にあり,活動拠点になっていました。そこにいつでもフラッと来ることができ,人が楽しみや癒しや相談を求めてやってきていました。町並みをただ保存するのではなく,自分たちの楽しみ,文化,交流を生み出す場,そこに社会参加がしづらい障がい者も一緒に活動できること,生産的な作業があること,やりたい事業に応じて柔軟に変わっていること。まちづくりのエッセンスを感じたように思います。ちょうど,可部駅の近くで三原駅の近くにあるちゃんくすと同じような環境。共通項がたくさんあるように思いました。以前寄った時はたしかちゃんくすを立ち上げる前と,立ち上げた直後くらい。同じ景色なのですが,見方も変わったことに自分でも驚きました。 三原~三次(学会)~可部(ウィング)~広島IC~三原。三原~三次まで1時間半。三次から可部は1時間。可部から三原は1時間20分(高速利用)。学会で刺激を受け,秋の紅葉とすすきの絨毯と江の川の流れを横目にドライブをして,まちづくりを勉強し,ケーキも食べて…いい気分転換でした。

12月の頭は障がい者週間です

12月3日から9日までは障がい者週間です。これはWHOが定めたものでして,国際的にそうなっているそうです。国際障害者年というのが1980年にあって,その意識を後世まで残すために定められたそうです。三原市ではこの啓発週間を利用して,イベントを行います。 ふれあいの部分は,市内4カ所の作業所(就労支援施設)に(主に)民生委員の方々が訪問して一緒に製品作りを行います。障がい者が暮らしやすい地域作りを推進しようというものです。また,下記の販売会でもちつきをしたりします。 稼ぐ部分は,この時に作った製品やいつも作業所が作っている製品を三原駅前市民広場で販売します。 広報活動は,街頭キャンペーンということでショッピングセンターでチラシ配布をします。 個人的には,「障がい者週間」という名称はあまり好きではありません。健常者が障がい者というだけかもしれません。障がい者の「がい」と「害」を区別するくらいの抵抗しかできません。でも,こういう機会を通して,そんなことも社会で考えていけるなら,それもいいかなと思います。 写真は,まだまだ製品と呼ぶには完成度も減ったくれもありませんが,まずはの試作品です。 青森の加藤博さんは「市民みんながボランティア」と言って障がい者が暮らして動きやすいまちづくり活動を青森で始めて,いまや大きな変化を生み出しています。自分たちに出来ることを1つずつやっていかなくちゃいけませんね。

2012年11月11日日曜日

特別支援学校の企業懇談会もしました

もう火曜日のことですが,特別支援学校で企業懇談会というのを企画して実施しました。広島県中小企業家同友会という団体がありまして,私はその会員です。特別支援学校には,一般企業で働きたいという高校生がいますが,なかなか選べるほどの就職状況ではありません。ひとりひとりの雇用のニーズに応えるには,ひとつでも多くの働く場所を見つけることです。企業の方に現状を見ていただくことで,企業にも学校にも考えるきっかけができたのではないか,と思います。驚いたのは,学生さんのポテンシャル。しっかりと発表もでき,質問にもひとりひとり答えていました。ひとつでもいい雇用が生まれるといいなぁと思いました。

2日目は大学祭でした

ちゃんくすの「チャレンジショップ」という形で出店した県立広島大学の大学祭。今回は,プラレール喫茶,スピーカーのプレゼンテーション,肩もみ,オリジナルバッグ,風船釣りをしました。これがすべて,意味がある作業が稼ぎになっているって思ったら,嬉しかったです。その人なりの「やってみたい」を「働き」「稼ぎ」につなげられたことが嬉しいし,やっていて楽しかったです。「働く」ってとっても大変だけど,「目的」「とか「楽しみ」の延長線上として「働く」があると思ったら,またやっていたいと思います。こういう経験を積んでいくことがとにかく必要なんだろうし,こういう経験ができる場を創っていくことがとても大切だなぁと思います。そして,何より嬉しかったのは,私がほとんどいなくても良かったこと。任せることができました。いやはやみなさんどんどん成長するなぁ。この場を作っていただいた大学の関係者に感謝です。本当にありがとうございました。

まちづくりの講演会聞きました

昨日,本日と県立広島大学では大学祭が行われました。店長兼ボケ担当の私の1日目は久井の文化ホールで行われたまちづくりの講演会の参加でした。三原市内の事例報告が行われて,その後にシンポジウムが行われるという形式でした。事例報告ほ,活動している生の声が聞こえてとても良かったです。少ないミッション。自分が「楽しむ」というスタンス。効果を明確に表せるプレゼンテーション。どれも見習うものばかりでした。 長年活動を続けられるのは,やはり地域の中にある課題を自分のことのように捉えて,人と繋がりながら解決に少しずつでも向かっていけるからだろうと感じました。そうやって考えると地域の方々がどれだけ,その問題とか課題に関心を持ってもらえるか,というのが大きいなと思います。ゴミの問題だって,地域の中のゴミの問題はそこそこで違うと思います。都会だったらゴミの出し方。国道の沿線だったら車から投げ捨てられるゴミの処理方法。自然溢れるところだったら,粗大ゴミの不法投棄…。身近なことに関心を寄せて,行動することがとても大切と思いました。 自分の活動と照らし合わせると,ミッションの数とテーマの明確さに課題があると思いました。人の作業に焦点をあてていると,いろんなテーマに出会います。人の数だけ「やってみたい」はあるし,その数だけ地域のテーマが出てきます。優先順位をつけて,ひとつひとつ解決に向かって人と人をつなげていかなければいけないなぁと思いました。今から出来ることをやらなくちゃぁです。 写真は,その事例で出てきた久井町の落合渓谷。場所に名前をつけて,そこの環境を守るんだという想いがあるんだなぁと感じると,その地域の見方も変わります。ありがとうございました。

2012年11月5日月曜日

獅子舞しました

今年の浮城祭りは天候も良く多くの方が駅前に来られました。11月第1週の日曜にしているこのお祭りは,今回で9回目ですが,そのうち6回雨天だそうです。ちゃんくすは,様々な方々の交流を生み出すために,久井町の祇園祭で奉納される獅子舞を駅前広場に持ってきました。 獅子舞は,テレビでみたり,あるとわかっていてもなかなか本物に出会うことはありません。特に高齢の方にとっては,「昔はお正月やお祭りでは良く見かけていた」という光景。ステージの上で踊られるのではなく,同じ目線で舞われていたはずです。そこには,子どもが来たり,家族で見たり,地域の人が踊っていたり…。きっとたくさんの視線の先に,見せ物ではなく触れられるモノとしてあった筈です。 今回,獅子舞を選んだのは,そういうみんなが触れられて,年齢を問わず楽しめるモノとしての価値を見いだしたかったというのもあります。結果,やはり子ども,家族,高齢の方…とにかくいろんな方が触れあいながら獅子舞が行われました。縁起がいいからということで獅子舞に噛まれる人たち。拍手をしながら舞う獅子舞に心も躍る方々。「社会」とは,実は明治以降に出来た単語でして,「social」という単語の日本語訳がないため,「人が一番多く集まる場」は「社(やしろ)の会=お祭り」だから「社会」という言葉を作ったとか。そこには,障がいも年齢も関係ありません。「駅前」が「商売の場」だけではなく,「交流の場」となるように。そのための「作業」ひとつにお祭りもあるのかなーと考察してみました。いや。本当にいい時間と場づくりが出来たと(勝手に)思っています。もちろん。これは,こういう伝統芸能を一所懸命残している方々がいるからできることです。本当にありがとうございました。

2012年11月2日金曜日

やっさ祭り実行委員会も終了

急に朝晩…どころか日中も寒くなってきました。夏の暑い日に行われた「やっさ祭り」。今年度の最後の実行委員会が今日行われました。私は「人にやさしい祭り委員会」の委員長で出席しました。その中で出てきたお祭とごみの問題。お祭りですので,ほとんどはみなさん屋外の露店などで買って食べます。ほとんどの方が,購入してすぐに食べるでしょう。つまり,お店で食品を購入してわずか数分のうちにパッケージの存在はいらなくなります。このパッケージをどうするか?自宅まで持って帰る方はまれで,ほとんどが街中のごみ箱に捨てます。しかし,そこにも許容量があります。ごみ箱に入れてくれる方はいい方で,中にはその辺に捨てる方もいます。街中にそのごみが散乱して,せっかくのお祭がゴミだらけの街になります。 今年は多目的トイレの掃除も行いましたが,この多目的トイレにもごみが多いです。ちょっと人目から離れる,誰も見ていないから自分はいいだろう…。そういう簡単な気持ちが重大な問題を引き起こします。 どんなにお祭が盛大でも,やはりきれいな街でいたい。せっかく楽しんだお祭。ごみを片付けるのは多くの場合がボランティアです。楽しんで終わりたいですよね。ごみを減らし,ごみを捨てないことを真剣に考えないといけませんね。

2012年10月29日月曜日

生涯学習フェスティバルでした

10月27日,28日の土日は三原では生涯学習フェスティバルと保健福祉祭りがおこなわれました。 今年の1日目はチームちゃんくすで作った段ボール迷路,松本先生をお呼びして親子ビクスとヨガ教室体験版,フォレストサポートクラブさんの約千個の積み木コーナー,プラレールコーナーなどを運営しました。昨年は人が少なかったのですが,今回は人の入りも上々でした。特に,迷路はとっても楽しんでいるお子さんがいてうれしかったです。自分で動ける範囲があって,そこに大人はいなくて,自分で見つけて自分で楽しめるのはいいですね。これが多分自立の第一歩なのでしょう。ちゃんくすには段ボールの加工が得意な方が多く,社会貢献活動になると思っています。個々の力が子どもたちを愉快にさせているようにも感じて,とてもいい雰囲気でした。講師の松本先生はきっちりとヨガや親子ビクスなど行いつつも,周りを楽しませるオーラがありまくりです。今回はお母さん,お子さんも遠慮なくヨガを楽しんでいて子どもとお母さんとのキャッチボールをお手伝いできたように思います。 2日目は駅前広場で防災の運動会をしました1週間前からこの日は天候が悪い予報。せっかく事前登録をしていただいたにも予報を見てキャンセルしている方が多く,今日も残念ながら参加者は少なかったです。さらに,昨日から雨も降り続いていたので,参加しづらかったと思います。しかし,天候は午後から晴れ。近隣の町内会の方々も来ていただきにぎやかに行うことができました。防災活動は,いろんなアイデアで対処したり,相手にあわせて行動をおこなうことが多いです。担架での運び方,声のかけ方一つでも,先を予測して行えばとても勇気づけられたりするなぁと思いました。非常食体験もハイゼックスという袋の中で作る,とてもおいしい茶碗蒸しを作りました。簡単に。だけど工夫のされているメニューでとてもよかったです。 かくして,怒涛の週末は終了。またがんばるべーい!

2012年10月24日水曜日

プチハッピー

今日は午前中に障がい者雇用を拡大するための会議が三原市役所で行われました。市役所には様々な「部」がありますが,その部長さんがたくさん来られる会議です。地域の就労支援施設の方々が来て,自身の事業所のことや商品のアピールもしました。その中で,もっとこうした方がいいんじゃないか,という話もお聞きしてとても有意義でした。障がい者だからなんとか…というのではなく,もっといろんな働き方を認められるように感じましたし,そのためにやれることはいろいろあるなーと思いました。 それから,とってもいいことがありました。ちゃんくすに来られている方が,亀田製菓のおこめチップスを持ってきていたのですが,その中に稀に入っているらしいクローバーのチップスを持ってきて,「これめっちゃ嬉しいやん」と言いながら「写真撮って」というのです。こういうプチハッピーを持ってきていただけると,こちらも幸せになります。 ちゃんくすには人付き合いにくたびれた人が多く来られます。人とお付き合いするって事は,自分と向き合うことが多くなります。「あー言うんじゃなかった」「相手は僕のことどう感じているだろう」これらは,相手があってのことですが,常に自分に接してしまいます。自分に自信がないと誰ともお付き合いしようとは思いません。そうすると,もっと自分に自信が無くなります。 できたら,こういうプチハッピーを人に伝えたくなるような場がもっともっと広がるといいなーと思います。これは,誰かが作るのではなく,自分が作れるのだろうと思います。忙しくても,やることがいっぱいでも相手のことを受け入れられるような雰囲気を作っておくことかなと思います。私はその点はまだまだ未熟者です。意識してやっていかなくちゃ。 こう思えるようになったのも,あなたのおかげだよー。今日はクローバーをありがとうです。

2012年10月23日火曜日

青少年育成カレッジ終了~

週末は青少年育成カレッジで講師とこのプログラムのコーディネートを行いました。私が前座で発表する代わりに聞きたい方をお呼びできるという素敵な提案にすぐにのって,東林館高校の喜田先生と佐賀のNPO法人スチューデント・サポート・フェイスの谷口先生をお呼びしました。 喜田先生は何と言ってもトークが上手!人の心をひきつけ,相手を飽きさせないという芸人魂があるのか,笑いありの講演でした。まだまだ30歳(昭和52年生まれ)。おそるべし方です。親子関係,社会の中で取り残される学校に行けない方々の現状,自分として何ができるのかを考えることのできる内容でした。 谷口先生は,とにかくハードな実践による経験と,行政の中でも仕事をしておりこのバランスが良かったです。けっして現場を忘れずに信念を持ってされる姿は尊敬に値します。 終了後は流川まで出て懇親会。これも私のこだわりだったのですが,目の前にお二人が来るように座りました。贅沢な風景を見たように思います。思わず出されたお酒にかなりやられましたが。 どちらにしても,一日ではもったいない内容でして,いつかまたやってみたいなぁと思います。

2012年10月18日木曜日

旅立ちを見守りました

今日,大切な方が急に亡くなりました。お通夜に出席したのですが,遺影の顔を見ると,いつもの笑顔でした。年齢は82歳。大往生です。 この方はちゃんくすができた後に出会いました。子どもオリンピックを三原駅前市民広場で毎月行っていますが,よくグランドゴルフをしていました。芝生の広場があるので子どもでも気軽に楽しめる…と思ったのですが,スティックが子ども用の貸し出しはありませんでした。近隣の保育園に聞くと,三原市内で高齢者のグループでグランドゴルフを広めたいという方がいて,その方が貸し出しているよと教えてくれました。その方のお宅に行くと,気軽に貸してくれて,いつも激励の言葉をかけてくれたものです。時々,新聞記事なんかにちゃんくすが掲載されると持って来てくれて,これまた声をかけてくれたものです。「これくらいで社会貢献になるなら,どうぞどうぞいつでも言ってね。」と言われていました。最近,ご自宅を新しくすると聞いていたのですが,まさかの他界でした。 いろんな形で社会貢献はできる,とよく本や雑誌に書いています。社会貢献は,ボランティア,募金,奉仕…などどうしても自己犠牲のイメージがあるのですが,こういうことをやってみたい,みんなで楽しみたい,みんなで何かしたい…結局は自分がやってみたいことを実現する自己実現です。たまたま子ども用のグランドゴルフのスティックを持っていて,たまたまそれを教えてくれる方がいて私は出会いました。ちゃんくすを立ち上げて,駅前広場で何をしようか,と手探りの時期にとてもお世話になり,励ましていただいた人。私にはずっと忘れることができません。昭和の紳士。ジェントルマンという言葉がそのままあてはまるような風貌の方でした。ご冥福をお祈りするとと共に,旅立ちを見守る事が出来て幸せでした。

2012年10月9日火曜日

連休でしたね。

この連休中はいろんなことがありました。ニーズ調査の分析(遅くまでわいわいと話ながらしました)。つくろう三原の定例会(活動が活発です),以前在職していた学校の同窓会でバレーボール(卒業生が5年経っても変わってなくてうれしかった),ソフトボールチームの会合に練習(少しは運動しなくちゃ)…。山中教授のノーベル賞受賞(まだまだ研究しているって感じ),そしてソフトバンクホークスの小久保裕紀選手の引退セレモニー。今のプロ野球選手の中で一番尊敬できる選手です。練習の仕方,野球への取り組み方,チームリーダーとしての自覚。どれもが自分の中で決めた目標に向かっていました。そんな選手が感じた限界。生きてきた道を辞めるような判断をするのって難しいだろうけど,アスリートは必ずとおる道なんだろうなと思いました。その中で大切な人への感謝の言葉がたくさん入っていて素晴らしかったです。
そんな連休中にひとつようやく書き上げようとしている原稿(写真)。これが一番苦手な作業なのよ-(涙)。でも越えなくちゃ。なにはともあれひとつひとつ楽しみながらやっていきましょ。

2012年10月4日木曜日

プラレール喫茶準備

作業に焦点をあてた介入をしていると,クライエントって誰だ?と感じることがあります。困っている人なのか,まわりの環境にいる方なのか,診療報酬とか介護保険とかの制度なのか,組織なのか,家族なのか。ちゃんくすをし始めて,大きな社会というか地域を対象に何かすることが増えました。しかし,地域は大きい。ニーズは多様だし,ある集団にとっていいこと(いい作業)は,他の集団にとってはいいことじゃないということもあります。駅前広場でイベントするときは,それを感じる事が多い。やり方が問題になることもある。この秋は多くのネットワークを動かしながらのイベントが多い。ちゃんくす単体ではできないのだ。ちょっと悔しい思いをすることもある。ネットワークが繋がることは,人の土俵で相撲をすることも多いのだ。でも,つながれることはその作業が達成できると,もっともっと達成感も上がるんだろうなと思います。社会参加がしずらい方々にも,こういう喜びを一緒に分かち合えればきっと社会参加も実現に近づくのではないかと思います。クライエントって誰だ?と感じること,そのものが作業が達成されたときの喜びを倍増させるヒントなのかもしれないなぁと思いました。
今日は,ちゃんくすはプラレール喫茶の予行練習しました。すこしずつ改良されていいカンジです。

2012年9月30日日曜日

全国研修会でした

作業療法の全国研修会で講師として参加しました。今回の研修会は500名を超える参加。私が発表するときは2つの会場に分かれたのですが,それでも半数くらいの人が聞いていました。この研修会の1日目の夜の番組で,パフォーマンスをしてそれに聴衆がギャラをつけるという番組をしていました。翌日に講演を60分間する私の講演。聴衆の人たちはいくらのギャラを払ってくれるだろうか?と思いました。最後に原稿を読んでいると,次はNHKで矢沢永吉の特集がありました。60歳を超えた身体で真夏の野外コンサートを行うために,実際の環境に近い形で自分の身体と向き合いながら練習をする姿はプロフェッショナルを感じました。ギャラを払う番組も,矢沢永吉の番組も,自分のパフォーマンスを高めるための準備を怠らずにやっている姿を見ました。 文章を垂れ流すな。適当な発表をするな。そのためには,ひたすら自分で自分のやり方で準備するしかないな。と思い,夜な夜な練習していました。 しかし,講師をした当日。60分間の予定なのに,なぜか途中で時間を間違えて50分で終えてしまいました。しかも,スライドを一枚飛ばす痛恨のミス。最近思い込みが激しいです。詰めが甘いなぁ。いくら準備しても結果がすべてかなと思った研修会でした。ちなみに,今回の研修会の参加費は2日間で12,000円。すべての講演時間が680分。時間で割ると1分間で17円払っています。60分でひとりあたり1,020円払っています。500名の参加ですので,60分で510,000円。同じ時間に2つの講演が同時進行ですので,私の講演は255,000円也。もちろん、すべていただくわけじゃないが…。う~む。

2012年9月26日水曜日

防災塾に行きました

今日の夜は防災塾という近くの本町の事業に参加してきました。地域住民の自助と共助で災害から街や人を守るために自治防災組織ができています。その集まりに参加してきました。災害が発生したとき…。人はどうなるんでしょうね。そんなところから話し合いはスタートして,本当に未知の世界をイメージしながら,街について考えたように思いました。 10月28日(日)ですが,駅前広場で「防災運動会」なるものを開催します。いつも実施している子どもオリンピックに参加している人達と一緒に,汗をかきながら家族や自分や地域を守るためにどんなことができるか勉強しながら開催しようと思います。今日の防災塾はとっても役立ちました。講師の方が「防災」ではなく「減災」をするという話しが印象的でした。やはり地域のニーズから行われることっていうのはいいですね。また新鮮な気持ちになれました。

2012年9月25日火曜日

企業見学会しました

今日は障がい者雇用を進めている企業への見学会に参加しました。全部で3カ所(正確に言うと4カ所)ですが,どこもそれぞれのやり方,それぞれの意味を持って雇用を進めていました。どこの企業にも共通していたのは,仕事の内容と会社の経営を考えると,たまたまいい人材が障がい者だったってことのように感じました。障がい者を雇用している…というよりも,社会の中でいい会社でいたいという意思表示のような気もしながら見学していました。そして,何よりも驚いたのは経済的にも厳しいこの世の中で企業訪問をしておみやげをたくさん頂戴したこと。しかも。この袋。なんとも経費削減っぽくていいじゃないですか。今日の見学の参加者は約40名。みなさん季節を先取りした袋を担いで家路につきました。新鮮な気持ちで明日を迎えられそうです。お疲れさまでした。また,企画した方々。本当にありがとうございました。

2012年9月23日日曜日

読んだんだけど…

昨日は作業科学研究会のミーティングでした。行き帰りの新幹線は読書の時間。最近は車とか飛行機での移動が多くて,ゆっくりと本は読めませんでした。やはり地上を走る鉄道は読書,おしゃべり,寝る…など何かするにはちょうど良いような気がしています。今回は作業科学研究会が出している「作業科学研究」第5巻第1号。昨年の12月に出ています。この中に,村井真由美さんが第14回作業科学セミナーの佐藤剛記念講演の内容を掲載しています。以前読んだのですが(すでに下線やらがあった),これがまた何度読んでもいいんです。「作業」に焦点をあてたことでいろんな発見をして,いろんな疑問を持って,いろんなことがわかり,自分の仕事が変わっていったことを素直に書いていて,ストンと落ちる文章でした。自分だけが解決したような文章ではなく,いろんなひとに影響を受けたことも率直に書いていました。なにかしら,自分が困ったときにはこれを読んでエンジンをかけなおせそうです。 その,ミーティングでは12月16日に研修会をする企画をまとめました。普段からちゃんくすでは,作業という言葉を意識して使っていますが,それを人(特に作業療法士)に伝えることはあまりない機会です。私自身勉強して望もうと思いながら…本日はちゃんくすのスタッフルームの片付けをしました…とさ(笑)。また一週間。ふぁいとですね。

2012年9月21日金曜日

マイナスからの出発

先日,中小企業家同友会の会合に参加しました。今回は会員の中のお一人がお話をされるというものでした。その話をうかがうう中で,私自身が会社の経営に認識違いがある,と感じました。 私は「ちゃんくす」という団体の代表でもあるし,いわば団体を作ろうという言い出しっぺです。言い出しっぺにはそれなりの責任があり,ほとんどはゼロからの出発です。会社の設立,一緒に働く人を集めたり,お客さんへの接客,事務処理,役割分担…など「やってみたいこと」に応じて仲間と一緒に考えながら経営をしていきます。 日本の会社のほとんどは中小企業です。統計によると日本の企業の99%は中小企業です。そして,その約71%が息子さんや娘さん…お子さんに代を引き継いでいます。政治家も公務員も世襲が多いことが知られていますが,経営者の多くも世襲で引き継がれています。 私は,それは今までは,言い方が悪いのですが,仕事を引き継いでプラスの所からのスタートをしている,と思っていました。もちろん,そういう会社もあるでしょう。しかし,今回お話をうかがう中で,決してそうではなく,マイナスからの出発も強いられるんだな,と感じました。仕事をするということは,自分が好きじゃないと出来ません。それにも増して経営者であることも好きじゃないと出来ません。義務感だけでやっていてはいい会社もできないのです。 ゼロからの出発は,かっこいい言い方をすれば道を創ることが出来ます。しかし,マイナスからの出発は,今までの道を確認しながら自分の道にしなければなりません。とっても大変だなと思いました。そして,そこで,会社を維持していることがとてもすごいことだと思いました。「現状維持」とは下りのエスカレーターを一所懸命昇ろうとしているものだ,とは中山秀征さんの言葉。会社を経営するという作業も育児同様にそれぞれの物語があり1つとして同じ会社経営はないなーと感じる会合でした。ホンマにいろんなことを感じさせてくれる時間でした。

2012年9月18日火曜日

子どもオリンピックでした


子どもオリンピックをしました。今回はいろんなチャレンジをした駅前広場でした。パッチン,ベーゴマ,チャンバラ…そう昔の遊びを取り入れてみようとしましたが,これが結構難しかった。パッチンではひっくり返すことが出来ず,ベーゴマは回らないし,チャンバラではルール無しの問答無用の状態に…。反省点の多い内容でした。
昔の遊びは,とにかく身体を動かすことが多いですね。というか,最近の遊びが身体を使わなくなった…というべきでしょうか。ゲームはほとんど手と目と頭くらい。wiiでも単純な動作が多くて身体を動かすというよりも動かされているという感じ。カードゲームも戦略重視でして…。
しかし,身体を動かそうとしてもなかなかそうはいかないです。木登りできる木が無くなり,公園の遊具はかなり安全なモノに。キャッチボールすらどこでやっていいやら。事件や事故が起こると外出すらできなくなっちゃって…。
どんどん遊びから身体がなくなってバーチャルになっていきます。そう考えたら,芝生が植わっている駅前広場は転んでも滑っても気がひとつしない場所。はしゃぎ回るにはいい場所です。日陰や高さが無い場ではありますが。
今回の反省点を活かして,できたらもっと遊べるようにしたいです。

2012年9月8日土曜日

またまた久しぶりだ

またまたかなり久しぶりのブログ更新になりました。ちゃんくすはこの秋は(も?)イベントをします。ボランティアをこれまたたくさん募集してます。いつか載せるので時間があったら来てください。今日はプロフェッショナルの高倉健スペシャルを見ました。最後に「プロフェッショナルとは?」の質問に高倉健さんが「生業」って答えました。なりわいってつまり生活をたてるための仕事って意味。「業」という言葉が使われていて嬉しかった。

2012年8月15日水曜日

かなーり久しぶりに…

前回のブログの更新が7月。いやはや久しぶりの更新になりました。更新しない間に,毎日のようにあった駅前広場プール,本町でのニーズ調査の調整,やっさ祭り(左の写真),お菓子作り講座in県立広島大学…などなどいろいろありました。
今日まではお盆で実家に帰っていました。九州は雨も激しく降っていて,そのおかげでテレビをボーッと見ていたら教育テレビ(Eテレっていうんですね)でティーンズビデオ2012大賞なる番組があっていました。これはNHK杯全国高校放送コンテストのテレビドキュメント部門の結果の番組でした。高校の放送部が作ったビデオのコンテストなのですが,これがどれも内容が良かった。

http://www.nhkk.or.jp/ncon/ncon_h/nyuusyou4.html

広島県の基町高校の「想い。描く」は,原爆後の光景を記憶の中に持っている方(すでに67年前です)の証言を元に鉛筆画で再現して,その中に高校生が入っているというモノ。まさに,原爆の体験者が語る想いが女子高生の絵によって表現されて合体する…というもので,共作業です。そのプロセスをドキュメントにしているのですが,そのプロセスは「伝えて,考えて,表現する」そのものでした。こういう経験が高校生の時にできるってのはいいなーと思っいました。
また,兵庫県小野高校の「グランドファーザー」は,高校に行けなかった高齢者の方が,近くの高校野球部のビデオ係になって,高校生の甲子園に行く想いを応援するというモノ。この番組ではAKB48の河西智美がコメントを言っていましたが,そのコメントがまた良くて「このおじいちゃんにとっては,ビデオ係っていうのは,行けなかった高校に行くっていう時代を越えた意味があるんですね。」と。作業療法は,意味がある作業を応援する仕事ですが,まさにそのことを言っているようでした。
他にも,愛知高校の「音ニモマケズ」は,音を録音したい放送部にとって吹奏楽部やコーラス部などの楽器の音は「悪音」。その「悪音」とどのように共存しながら録音するか…という。まぁ「公正」という言葉を思い出すような内容でした。
テレビ番組っていうと,最近はバラエティーが多くてテレビから離れていましたが,こういう視点で描かれる番組もっと作って欲しいなと感じました。お盆休みくらいでしかできない作業。いいテレビとの出会いしたなぁって思いました。

2012年7月26日木曜日

民生委員さんの研修会でした

本日は三原市内の民生委員さんの自立支援部会の研修会で講師とコメンテーターでお呼ばれしました。三原市内だけで約70名の民生委員さん。本当に勉強熱心で私のつたない話を最後までしっかりと聞いていただいてました。昼食後にはグループディスカッションもしました。その中で語られた内容がこれまた良くて,やはり本当に地域のことや近所のことを考えている人達だなぁ…と思いました。内容は障がい者の自立支援と民生委員さんの役割,というテーマでした。民生委員さんに多く聞かれたのは,「どう声をかけていいかわからない」というものでした。障害を隠しているものなのか,オープンにしているものか,困っているのかそうでないのか。そりゃそうですよね。民生委員とはいえ,地域の人です。人のプライバシーにはなかなか関われません。そういう意見を聞いて感じたのは,障害を持とうが持つまいが,地域で出会えるような地域にするってことでした。でも,ただ単に歩いたって出会えるはずもありません。お祭りとか,イベントとか,廃品回収とか,いろんな形で出会える機会があるはずです。ちゃんくすは,駅前にあって駅前広場というのもあります。そういった場所の利も活かすこともできます。街が楽しくなるとお出かけも増えるかもしれないし,そうすると出会える場も増えるかも。そういう場と機会を創らなくちゃ,と思いました。
とにかく,講師をした私が一番勉強になった研修会でした。

就労体験していました

この月曜日から今日まで3日間は市内にある大学の厨房で就労体験をしていました。チャレンジする方は,なんと人生初の一般企業での体験。これまでのちゃんくすや就労支援事業所や高校などで培ってきた力がどのように発揮されるか…本当にフタを開けてみなければ分からないような状況での体験になりました。でも,こういうイメージも見通しも立たない中でなにかをするという旅もいいかな…と思いながら始めてみました。
指導者から口頭で説明を聞き,仕事を行い,「ほうれんそう」で報告,連絡,相談をすること。最高のパフォーマンスでなく,最適なパフォーマンスで作業を進めていくこと。休むこと。一緒にごはんを食べること。どれもが新鮮なものでした。やってみた結果。とても良くて,彼のパフォーマンスが充分に発揮出来ていました。決して軽くない障害ではあるのですが,自分の得意な部分で勝負が出来ると,こんなにも能力を発揮できるんだ…と本当に驚きました。今までにないような言葉かけもできて,自分で言葉を選びながらコミュニケーションもとって。。素晴らしかったです。
やはり。現場です。力を発揮するにはどんどん失敗もしながら社会に出て行かなくちゃなりません。そうすれば周りも評価し,変わっていきます。クライエントは本人だけではなく,本人を取り巻く環境であり,そこが変わることがお互いに相互作用で良くなっていきます。それが豊かな自分と豊かな社会を創り上げていくんじゃないかなぁ。そういう世の中にせにゃーならんのですよ。きっと。

2012年7月17日火曜日

第16回作業科学セミナー終了

第16回目の作業科学セミナーが終わりました。なんと9年ぶりの札幌開催。札幌から飛び出した作業科学セミナーはまずは三原(広島)で降り立ち,その後東京,大阪,静岡,福岡,沖縄…いろんなところで開催されました。今回のセミナーで感じたのは,作業の研究ってどんな研究だ?と疑問を深めました。こうやって疑問に思えば解決させなくちゃいけません。解決するには…勉強しかないッス。ちゃんくすを初めて一番先になくなった作業が「本を読むこと」。ただ,勢いだけ,経験だけ積んでしまうのではなく,知識や学問に振り返る場を作っておかなければいけません。
私自身,もう一回やり直せるように。毎日コツコツと時間を作って,ちゃんくすの活動を充実していくような作業をしなければいけません。来年は福島県で開催です。

2012年7月13日金曜日

起業塾セミナー

今日は三原駅近くのゆめキャリアセンターで起業実践塾セミナーがありました。主催が三原市商工振興課で講師が小出宗昭さん。静岡で産業支援センターの所長をしている方です。本当に「実践」でして,机上のことは喋らず,自身の体験を物語にして語っていました。起業支援,事業支援ですので,主には売り上げを伸ばすようなアイデア,戦略,効果を語られていました。うかがっていると,多くの事例で共通しているのは「アイデア」と「ネーミング」。とにかく,相手の「良いところ」を引き出してターゲットをしぼり,戦略をたててから人を引きつけるようなネーミングをつけていました。本当に多くの方々に頼りにされているようで,たっっくさんの相談を受けて,責任を持って返しているようでした。相手にとっても,自分にとっても利益が生まれるようなwin-winの関係であることを無理なく進められるようにしているなーと思いました。
会場には同友会の方々やちゃんくすのスタッフ。知っている人達が同じ話を聞いたので,できればこういう人達でつながって何かしらやってみたいな…とも思いました。
ちゃんくすでは,社会参加に何らかの困難さを感じている方々が良く来られます。社会の中で生きていくためには,何らかのアイデアや,良いところを伸ばすような具体的な戦略が必要なことも多いです。今回の話しはそれと似ているなぁと思いました。そう。ちゃんくすはきっと人の起業支援をしているんだなーと思います。私達は「作業療法士」です。文字通り,業(わざ)を作るのですが,業を起こす「起業」という言葉も良い言葉だなーと思いました。業を始めるのが始業式。業を修めるのが「卒業式」。人それぞれの業を伸ばしていきながら,それぞれの社会に参加できればいいと思いました。いい講演会でした。

2012年7月9日月曜日

通行量調査してました

6月から7月にかけて三原駅周辺で通行量調査をしていました。3回目になると人通りが少しずつ読めてきました。どうしてこの通りは車が多いんだろうか?どうしてこの通りは人通りがおおいのか?街にはいくつかのランドマークがあるな…と感じました。自転車置き場,信号の位置,歩いてくる人達の「歩けるだろう」の距離感,国道2号線という大きな壁,存在感を感じない駐車場,やってくる家族や中学生の集団。街は生きものだなーと感じました。
問題はここからでして,どうやったらこの人どおりを次につなげられるか?です。これは,きっといろんな人達と話しをしながら達成されることなんでしょう。街はいろんな顔を持っています。「出かけてみよう」「外出してみよう」と思えば,たくさんのことが必要です。お金は?どんな服を?ごはんどこで食べる?誰と行く?トイレは?少しでも出かけていいことがあるような街になれればいいですね。

2012年7月7日土曜日

エコな三原のおみやげセット

勝手ですがちゃんくすで,「エコな三原のおみやげセット」を作りました。外側のバックは新聞紙で,うちわには文字を書いて入れて,トートバック(三原持ち歩きトート)は,完全はぎれの布を使って製作,だるまのストラップ(ごめんなさい写真に入れるの忘れた)は森の輝舎さんの製作,などできるだけ材料をリサイクルして使う作っています。こういうのを作ったりすると,大したことはしていないのでしょうが,環境に対して「やった感」があるし,おみやげで持って行かれる人達のことを思い浮かべながら作業ができます。
なかなかいいですよ。ぜひ,みなさん注文して下さい。今のところ1,000円です。いろんな所とコラボしながら内容を選べるようにしたりしたら切磋琢磨でいいかねーなんて思いました。

2012年7月6日金曜日

歴史民俗資料館~三原編~

イベント企画の関係で三原市歴史民俗資料館に行きました。かなり正直に言いますと,行く前はかなり期待は薄かったです。というのも,数回行きましたが,雑然と置かれていて何がなにやら分からない状態でした。お話をして帰ろうと思ったのですが,話を聞いていると随分いろんな物があることが判明。しかも,多くは生活用具でした。映画「3丁目の夕日」を思わせるような冷蔵庫に電話やテレビ。驚いたのが漁具です。昔は幸崎では春には鯛が浮いてくる「浮鯛現象」というのがあったらしいです。海水がぶつかり合う場所には時折見られるらしく,潮がぶつかって鯛が気絶して(多分ぶつかる場所には水が一時的になくなり仮死状態になるのでは)水面を浮いたりかろうじて泳ぐ鯛。それを網ですくって漁にするというものです。これが,三原市内であったことも知りませんでした。昔は,生活に応じて道具も変わっていました。今みたいに電気を使うわけでないので,工夫して物が誕生し改良されていったようです。
とにかく,いろんな物がうわーっと置いているので何がなにやら分からないや…と思っていると,職員の方が詳しく教えてくれました。とってもいい出会いでした。みなさんも是非一度三原市歴史民俗資料館に来て下さい。

2012年7月2日月曜日

学校に行っていました

今日は,学校訪問をしていました。その間に携帯電話の着信が17件。驚いた。すべての用件が終わるのに1時間以上かかっちゃった。
それはいいとして,訪問した学校で,授業に参加していると,この授業を多くの人に見てもらえれば,もっと社会の問題が解決できるのに…と思いました。授業では,卒業後の進路に応じて,その人達に必要な能力を向上するような機会を提供していました。自立度が高まるように工夫もしていて,道具も自作で作っていました。役割分担して物を作ったり,草刈りをしたり,社会の一員となるようにしている姿を見て,自分に出来るのは,この姿をより多くの人に感じてもらい,感じた人が社会の中で何かアクションを起こそうと思うことだろうな,と感じました。
私には知り合いがたくさんいます。まずは,企業を経営する人達に見てもらって,意見が聞きたいなと思いました。もっとこうしたらいいんじゃない?こういうことが必要じゃないか?とか意見してもらう場を創ろうかと。きっと社会参加というのは,たくさんの人達がいるからこそできるんだろうなと思います。決まった人達ばかりで考えるのではなく,いろんな人達で考えたいです。
そういう可能性を(勝手に)考えていると,学校という場が少し好きになりました。

2012年6月28日木曜日

103系クッキー完成間近か!

facebook上で,このブログ上で何度か登場した103系クッキー。かなり完成形に近づいています。初期に作り始めてから,改良を重ねること十数回。途中からは形抜きをする「形」を作り,ラインや電灯の部分をお箸で作り,ブルーベリージャムにチョコチップ。人の意見や自分の想いを大切にしながら作り上げた一品になりつつあります。しかし,まだまだ改良点はあります。繰り返しながら一つの物が出来たときにどういう気持ちになるのかな?それが楽しみになってきています。「きっと,いろんな種類の電車のクッキーがあればわくわくしながら食べられるじゃない?」という言葉もありました。人に見られて財布からお金を出して買われていく姿を見るのは大変ですが,是非ともつなげていきたいですね。

2012年6月24日日曜日

子どもオリンピックありがとうございました^^


子どもオリンピックしました。場所と時間と機会を提供すれば,考えもしなかった遊びをするなぁと思いました。シャボン玉は,やっぱりたくさんあるととても幻想的です。妙に上手にシャボン玉を作れる人,追いかける人,写真を撮る人。ひとつのシャボン玉でもいろんな参加の仕方がありました。
そいでもってチョーク。ただ,置いていただけですが,広い広い駅前広場に自由に書けるので楽しみ方もいろいろです。私も加わって漢字と英単語と社会の勉強をしました。って別に力入れて勉強したわけでなく,楽しみながらしました。最近は小学生でも英語ができるんですね。そして,青色と黄色を混ぜて緑色を作った人達。全身で遊んでました。おかげで,足跡まで出来る始末。でも,遊んだ後がわかっていいなーとこれまた感じました。
やっぱり,こういう自由に遊べる時間を過ごすのって必要だなと思います。車もこないし,こけても芝生の上ではほとんど無傷。大人に注意されながらすることも少なく,自分たちなりに遊べる機会が提供できればなぁと思います。
リピーターさんも多くなった子どもオリンピック。夏休みはまたプールをする予定です。いろいろ駅前で混ざりながら楽しんでいきたいですね。

2012年6月20日水曜日

台風一過

今日は台風が直撃は避けられましたが、おかげでひとつのイベントが延期になりました。残念でしたがいい方向にもなりました。スイーツちゃんくすの臨時開催と、ひとつの目標ができたことです。目標ができるってことは、次の自分のステップになるような気がします。どういう自分になりたいか、それが達成できることで周りの人達とどんな世界を共有てきるか?いろいろ考えられてわくわくします。やってみたいことができるようになるための時間と場所を持てていけることが作業的公正ってことじゃないかな。ちょっと違うか…。

2012年6月17日日曜日

ジャパネットヤマダ


今日は,リージョンプラザの大ホールで「人生,ここにあり」の映画上映会がありました。結構難しいテーマに挑んだ作品なのですが,「何が一番良かったのか。」という正解は1つではなく,たくさんあるんだ…ということを実感できる内容です。
映画もですが,今日は市内のいくつかの作業所が作成した製品販売もしました。これがなかなかおもしろかったです。どうやったら,この商品が売れそうか,どうやったら財布の口を開けてもらえるか…。そういうことを数名で話し合いました。例えば,革細工ですが,とっても技術は高く,製品としてはとっても高いレベルの物です。しかし,手作りは高くてなかなか売れません。そこで,お客さんも一緒になってこの財布が売れるように考えました。高級感を出したら?商品の陳列方法を変えたら?誰かにアドバイスをもらったら?POP広告をしたら?テーブルクロスしたら?とにかくでるわでるわのアイデア。一つの物を創ること,誰かに気に入ってもらって商品として売れること。当たり前の経済活動なのですが,それを何人かで話し合うだけで楽しかったです。そして可能性も見つけることができました。そして,できたネーミングが「ジャパネットヤマダ」とにかく,「売れる商品」を目指してひとつひとつチャレンジしていきたいなぁと思いました。継続的に,こういう会で話し合えればいいなーと思いました。ご協力いただいたお客さんやスタッフの皆さまありがとうございました^^。

2012年6月14日木曜日

OECDのイスタンブール宣言(2007年)

最近,クライエントの満足度を測ることを,どのようにしているか?と調べてみました。ひとつ行き着いたのが「幸福度調査」。世界28カ国で組織されている,OECD(経済協力開発機構)は経済に関わる統計をどのように集めるかを調査し,話し合い,結果として残しています。経済は,数字の世界なのですが,数字をどのように表すか?どういう世界になって欲しいか?将来在るべき姿に向けて,どういうことを数字で表せばいいか,をOECDは研究しています。「幸福度調査」は,子どもたちが感じる幸福度を表しています。様々な角度から「幸福度」を数字で表していますが,日本は「幸福度」が正確に表されていません。なぜなら,子どもに対して,そういう聞き方をしていないからです。不登校になった,暴力事件を起こした,知的な能力に問題がある…どれも,大人が創りだした社会の中で,子どもがどういう状態にあるか,を表す数値です。子どもがどのように感じているか,については日本では聞いていないのです。これって,作業療法の世界でもそうだな,と感じました。
さて。そのOECDは2007年に「イスタンブール宣言」というのを出しています。これは,いわゆるポジションペーパーです。この文章が,作業療法にもとても参考になる部分が多いです。
官公庁がデータを収集しなければならない,21世紀における「進歩」の意味を自問しなければならない,ベストプラクティスを共有する必要がある,多くの社会の中で高まりつつある要求を満たすためには,全てのパートナーの参加が不可欠である,など納得できる部分が多いです。「何を」「どのようにして」「どんな意味があって」「どういう想いで」数字にしてデータを残すか。を考えさせられました。

2012年6月4日月曜日

さぎ島行きましたー!

先週のことですが,ちゃんくすのメンバーでさぎ島にサイクリングに行きました。フェリーで15分くらいで人口870名くらい。最近テレビへの露出の多い島でして,NHKの鶴瓶の家族に乾杯,亡くなった新藤監督の「裸の島」のロケ地,その新藤監督を慕ってハリウッドからベニチオ・デル・トロがやってきたり(知っていれば会いたかった…「チェ」に出演していました)と,フィーバーしています。
フェリーに乗って上陸すると,なにやら黄色いTシャツの女性二人が横断幕を持っていかにも「歓迎」という雰囲気。どこの団体だ?と思っていると,なんと「ようこそ!ちゃんくすさま」と書いているじゃないですか。前々日にお会いしたさぎ島のボランティアガイドさんが,サイクリングの話を聞いていて,サプライズの出演。まぁ驚きました。ボランティアってのは,誰かに言われてするものではなく,自分からするものだ…とあらためて感じました。
そして,そのまま島一周を自転車で行きながらガイドしていただきました。砂浜で大声で叫び,さくら貝を探し,神社の境内で昼食,みかんをごちそうになり…まぁ楽しかったこと。またいっそう三原が好きになってしまいました。瀬戸内の風景と,ほどよい勾配の坂道と,非日常を楽しめるようにする人達。もともとの「サイクリング」は,ちゃんくすに来ている方々の「やってみたい作業」だったし,リフレッシュと余暇を楽しむというのもありましたが,こういう出会いが,もっと作業して良かった…と思えます。やっぱり地域に出るのはいいですよ。ちなみに,この時のボランティアガイドさんのブログがあります。ぜひさぎ島へ。その時はちゃんくすにも声をかけて下さいね。ホームページは下記です。
みかんの島発 さぎしまの風お届けします。

2012年5月27日日曜日

さつき祭り終わったー

昨日,本日と三原では「さつき祭り」というのがありました。「さつき」は三原市の市花です。宮浦公園一帯で,パレード,イベント,飲食ブース,企業ブースにフリマなど市民参加型のお祭りです。今回は,ちゃんくすは「喰道楽ブース」で「三原味カレー」というのを作って販売しました。きっかけは,このブースを長年支えている会社の方のお誘いの声でした。お誘いを受けたときは,今日の主役の方が,チャレンジで懇親会の調理をしていたときでした。どうせなら,彼のチャレンジを地域でやってみたらいい,というのが始まりで,さつき祭りの出店になりました。
場所代もなかなかの高額。地域の野球チームや団体などが軒を連ねていました。しかも,かなりの晴天でして,気温も高く,ホントに多くの人で賑わっていました。
そんな中で,カレーを作って売るという商売行為をしました。野菜やお米は,チャレンジしている方が利用している事業所の物を多く使いました。彼にとっては,まさに彼らが作った野菜で,彼自身が調理するという挑戦でした。今日は本当にたくさんの方が食べていただき,完売できました。しかし,結果としての数字は,そこまで芳しくありませんでした。彼にとってはチャレンジできたこと,多くの人の中で自分の料理を提供できたこと,2日間で100名を越える方が,財布の口を開けてお金を出して,その場で提供できて「美味しかった」と言われたこと。これが報酬と思いました。次につながれること,来年も改善点を変えて,よりよくすることも未来への贈り物としていただきました。
ちゃんくすとしては,数名の方がボランティアで手伝いをしました。声も出し,手際よくカレーも提供できました。「喰道楽ブース」の中では,多分一番小さい団体での出店です。小さな団体,ちっぽけな団体ですが,今後も地域の中で,変わっていって個人としても,団体としても成長していきたいと感じました。

2012年5月21日月曜日

学校に行きました

作業的公正という言葉があります。英語でoccupational justice。以前もこのブログで紹介しました。吉川ひろみさん(県立広島大学)は,この概念の講習会を聞いた後の感想で「この作業をしている時が自分らしいと思えるような,その作業を通してより健康になることができ,人として成長できるような,誰もが皆そんな作業をすることができる世の中を希求するという考えに出会うことができました。」と述べています(copmニュース第21号,2010年12月;http://www.npota.com/ot/copm/copm21.html)。人によって,自分らしく感じられるときは様々です。毎日の生活の中で,そんなに「自分らしいと思える作業がある」といつも感じるわけではありません。夕食を作るのだって,自分のぶんだけ作るのと,誰かと一緒に食べるために作るのは随分意味合いが違います。同じ作業(夕食を作る)だって,意味が違うと,違う作業になるのです。
ちゃんくすで仕事をしていると,学校に行くことが良くあります。学校のカリキュラムは,機会が平等に訪れるように作られています。同じように授業を受けて,同じように宿題が出て,その達成度は点数で表されます。勉強ができた,とか発見をした!ということはあっても,それは評価されず,点数だけが残されてその人を表す指標として扱われます。そこに意味は消えてなくなっちゃいます。
だからこそ,その人の作業ができることや,個性を伸ばすことが大切じゃないかな,と思います。人が成長できるというような,そういう作業に出会える時間と機会と場所を作られれば,多様な社会を生み出せるのでは…と思います。学校に行きながら,そういう視点を学校の先生とも共有できれば,もーハッピーっつーものです。ひとつひとつ着実にやっていかなくちゃ…ですね。

2012年5月18日金曜日

勝手に広島県多目的トイレ大賞!

先日,JRの駅のバリアフリー情報をまとめるため,呉線と山陽本線を回りました。勝手に広島県多目的トイレ大賞!というのをつけました(写真)。ほとんど完璧でした。オストメイト対応じゃないこと,お子さんの便器のところに段差があって,車いすの走行をじゃましそう…というのが残念なところです。しかし,それでもダントツのきれいさ!お子さん用の便器も立ってする分(男性用)と洋式トイレがあり,お子さんにとっても良かったようです。まだまだこういう多目的トイレに出会うべきです。また,旅をしよう。

2012年5月14日月曜日

第2回作業療法作品展でした

今日は,広島駅地下のエールエール広島駅地下街で作業療法の作品展がありました。私は主催の広島県作業療法士会社会貢献部の部員で参加しました。全部50数点の登録で,約70点くらいの作品が並びました。この作品展の目的は,芸術活動を通じて自分の作業を形にしている人に焦点をあてることです。いずれの作品も,その時,その人の状況がわかるような,とても意味のある形になっていたように思いました。今回が2回目なのですが,前回も展示した方もいて,この1年間を共有できたような気分にもなりました。ある方は,「作業療法は私達が気づかない,(その人の)良いところを引き出してくれる」と言われていました。人前で自分の作った物を決して出すような人ではないそうですが,そこに意味があるから出しているんだろう…とも言われていました。どんな意味があるかはわかりませんでしたが,いろんなその人の側面を見ることができていいように思いました。
それぞれの作品に意味があって,物語があることを感じると,作品のできがいいとか,悪いとかではなく,すべての作品が「それもいい」「これもいい」みたいな感覚になりました。これが芸術なんだろうな,と思います。上手いとか下手ではなく,創り出すことが「いい」みたいな。
共に創り出す側の想いもあって形作られることが,「生まれる」というプロセスもあるような気がして,また,明日からがんばれそうな気がしました。きっと,そこにあるのは「それでいい」って感じかなぁ。準備は大変でしたが,みなさんの協力もあってアッという間に出来上がりました。それぞれが,何をするか知っている。という気になりました。
また,サプライズゲストも福岡からもやってきました。作品展に来たというよりも,自分の作業を伝えに(PRに)来たという感じでした。
作品を提供してくれた方々,来ていただいた方々,スタッフのみなさん。本当にありがとうございました。またしましょうね。

2012年5月10日木曜日

多目的トイレット好きです

今日は三原駅周辺の多目的トイレのマップ作りの準備をしました。昔は「身障者用トイレ」とか言われていましたが,最近は妊婦の方,高齢者の方,お子さんのおむつ換え,オストメイト…など様々なニーズを持つ方々のトイレとして公共施設にあります。夏はお祭りやイベントが目白押しです。三原市はバリアフリーマップを持ちません。ですので,少しでも情報をどこかに置いておけば,そのうちにそれを使って外出とかできるかもです。
実は,今日は先日呉線のバリアフリートイレを調査した方がこられるので,一緒に歩いて多目的トイレを探してみました。
約90分くらい歩いて回って,さぁ今からパソコンでまとめてみよう…と思うと,この方が,そういう情報はパソコンで保存できる。ということを話しました。それが,下記のURLです。かなり優れものです。ぜひとも皆さんもご覧いただき,自分で情報を書き込めるので参加してみて下さい。
http://www.checkatoilet.com/

2012年5月4日金曜日

連休ですね。

人にはそれぞれ得意なこと,苦手なこと,できること,できないこと…たくさんあるはずでして,それがたくさんあって,それらがみんなで認めあえれば,とってもいい世界になると思います。そこに,障害とか病気とか性別とか民族とか…人の部分はどうでもいいわけでして。ちゃんくすは,そういう想いからできました。そういう活動を街の中でできるようになることが大切です。
スイーツちゃんくすは,マドレーヌやシフォンケーキやクッキーを,それぞれ別の方が作って講習会のお菓子として提供しました。食べてくれる方々は,食べることで社会貢献に協力できるわけです。
ある方は,障害を持った方が電話を自分でかけたい,という人に電話機の短縮ダイヤル機能を利用してスイッチを作ろうとしています。障害を持つ方の「やってみたい」が社会資源になって,ちゃんくすに来ている方の社会参加や将来を作ろうとしています。
ある方は,自分の大好きな音を聞いてもらおうとスピーカーを作っています。テーブルや机の上に少し余裕があってパソコンの音をもう少しいい音にしたい方は,5千円くらいあればできます。
ある方は,自分の腕を鈍らせるまい…とちゃんくすで行われるパーティーで料理…それも15人前とか..を作ってくれます。ちゃんくすで宴会をする人は,飲んで食べて社会貢献に協力できるのです。
やはり,ちゃんくすの真ん中には「作業」なわけだ。「作業」をつうじて街がゆたかになるようになれば,ちゃんくすは,そういう間をつなぐ駅みたいになればいいなぁ。

2012年4月28日土曜日

まだまだ作業療法はすることがたくさん

昨日から,県立広島大学にはAnn G. Fisherさんという方が来られています。作業療法の評価では著名なAMPS(運動とプロセス技能評価),schooAMPS(学校版運動とプロセス技能評価),ESI(社会交流技能評価)といった,クライエントが行う日常生活上の(AMPS),学校での学級課題の(schoolAMPS),コミュニケーションなどの社会交流の(ESI)技能を評価する方法を開発した張本人人です。同大学でESIとschoolAMPSの講習会の講師として来られています。ラッキーなことに,ちゃんくすの近くに滞在していることもあるのと,今日はfridayAMPSという勉強会があり,宿まで送ることになって夕食を2日も共にしました。世界を渡り歩いているのに,こんな英語もろくに喋られない人とごはん食べて,普通におしゃべりするなんて,いい人だなーと思いました。

この方はOTIPM(作業遂行介入プロセスモデル)という作業療法介入の際のモデルを示しています。AMPSなどの評価法は,このOTIPMの中のクライエントの技能を評価するためのものです。今日のfridayAMPSの中で少し議論にもなったのですが,日本の介護保険や自立支援法はケアマネジメントを取り入れています。欧米でもケアマネジメントが主流なのですが,日本が決定的に違うところは,ケアマネジメントと介入する人が別々なことです。日本ではケアマネージャー(ケアマネ)さんが評価をして,ケアプランを立案して,クライエントに説明して,介入は他の人達が行います。欧米の多くでは,介入もケアプランを立てた人が行うことが多いようです。
OTIPMでは,評価をしてクライエントの遂行能力の利点と改善点をあげて,介入方法を決定し,介入するプロセスが記述されています。多くの場合は評価した人が介入します。

日本の(制度としてある)ケアマネジメントの中では,OTやPT,STなどは「専門家」として捉えられています。それ故に,専門家とケアマネさんの意識の違いが介入を混乱させることを良くあるように思います。その点,OTIPMでは,それらを理論モデルに従って介入することができます。切り口は「作業」です。クライエントにとって必要な作業は?解決すべき作業は?などを見つけて働きかけられます。

作業療法はまだまだ可能性をたくさん秘めているように思っています。あーなんだか長いな。

2012年4月27日金曜日

作業をまとめる

ちゃんくすは2年目が終わり3年目に突入しています。今のちゃんくすの作業をまとめて,今後どのように活動しようか…と作業をまとめてみました。いろんな作業をしていますが,ひとつひとつが意味のある作業です。接点をちゃんくすから,地域につなげていけるように。ちゃんくすを利用する人が自分の可能性を感じて,将来につなげられるように…と思っています。社会参加に向かうように,地域と接点を持ってプログラムをたてて実行する。これがちゃんくすの作業ですね。

2012年4月20日金曜日

今日は外出が多かったデー

今日は久井のあゆみ作業所へちゃんくすを利用する方々2名と一緒に行きました。先日の「軽トラ朝市」で売り上げたお金…4,200円をお渡しするのと,交流を深めようと,お仕事体験をするためです。この4,200円は,このあゆみ作業所のポン煎餅とつくしの売上金です。野菜のない4月の出店ができたのもあゆみ作業所さんのおかげです。
お仕事とは,靴下の切れ端から足ふきマットやらを作る作業。輪ゴムのように輪っかになったちょっとだけ伸縮性のある布を編んでいきます。あゆみ作業所の皆さんは簡単に編んでいくのですが,最初は慣れないと難しいです。あーじゃこーじゃと指導を受けながら何とか編んでいきました。その後は大盛りカレーライスをいただきました。サラダもついて400円というカレーはルーがかなりこだわりがあるのと,野菜をトロトロまで煮込んでいて,とても美味しかったです。ついつい,もう一杯。と言ってしまいそうでした。食生活が乱れていて,口の中は口内炎が痛いのですが,なおさら進みそうです(だって美味しいんだもん)。
午後からは,これまで修理した,扇風機,足下マッサージ器,ラミネーター,リサイクルパソコンの納品日。修理をした方と一緒にまわりました。みなさんから感謝の言葉をいただき,またがんばれそうです。直したご本人は,どこ吹く風~という感じでしたが,私はとても成長したなぁと思いました。
ちゃんくすから離れて活動することが多かった一日。喜びというのは,受け身ではなく,積極的に動いていくことで得られるものですね。これからも,どんどん外に。環境に飛び込んでいくことが必要ですね。すっかり暖かくなっていますが,山手にある久井は現在が桜の満開で,少しずつ散っています。いよいよ春本番になりつつあります。ひとつでも喜びを見つけられる春になるといいなぁ。

2012年4月18日水曜日

ここ最近の(食)活動

新年度が始まって,入学式があって一週間が過ぎました。ここ最近は,ちゃんくすはどうも食べ物に縁がありすぎます。先週の土曜日にはちゃんくすのスイーツ係の方が「さくら餅」を作りました。この日はもうお一方がシュークリームを作りました。シュークリームは,どうしてもマスターしたいのか,2回目のチャレンジ。ちゃんと膨らみとっても美味しかったです。月曜日は,三原から船で約20分のところにある鷺島(さぎしま)という所にある海の家「マリンパーク海族」というところで,雑草を抜いたり,掃除をしたりしました。他の障がい者就労支援施設の方々と一緒に働く体験です。働いた後の報酬は,なんと「バーベキュー」。これがまたとっっても柔らかいお肉でして,ほっぺた落ちました。仕事とはいえバーベキューです。まー美味しかった。そして,今日は,お昼から「餃子パーティー」しました。ただ,作るのではなく,ある程度はどれくらい包丁を使えるか…とか,手でうまく包めるか…とかそれなりの狙いもあるのですが,なんといっても餃子です。これまた美味しかったです。桜餅,シュークリーム,焼き肉バーベキュー,餃子…何度も言いますが仕事です。作業療法です。いやー作業療法って太るものなんですね。というわけにもいかないので,本日はトレーニングジムに行って,60分きっちり動いてきました。まさか,こんなにちゃんくすでいい物食べられるとは思ってもみませんでした。みなさんありがとうございます。

2012年4月11日水曜日

地域と作業とまちづくり(長いです)

駅前という場所の意味が変化しつつある。このことを強く意識したのは,市役所で行われた委員会の中で,ある委員の一言でした。

これまで駅前は,商業や経済の街でした。公共交通機関が発達し,大量に人が移動できる電車やバスを降りたらデパート,商店街があり,お店に入ると自分の購買意欲や食欲を満たすためにお金を支払う。お金がたくさん通過する場所では,土地の値段があがり,土地の価値で固定資産税を得ることができ,時代に大きく左右されない固定収入が行政には入り,それをインフラの整備など市民の生活を豊かにするような施策をする。これが,昔の駅前の役割でした。

しかし,現在はひとり1台は車がある車社会。自分の思った時間に,思った場所にいくことができます。次第に大量輸送ができる公共交通機関には人が乗らなくなり,商業の中心地は郊外へと移っていきました。その結果,駅前には人が寄らなくなり,土地の値段は下がり,固定収入は得られなくなりました。郊外型の大型店舗はチェーン店がほとんどですので,法人税は市町に入らず,中央である東京などの大都市に流れる。駅前という場所は,どこもこのような時代の中で「中心市街地」というブランドを失いつつあります。

一昨年,若者にアンケートをしたことがあります。中心市街地である駅前に人の賑わいをもたらすために,どのような施設があればいいか…。返ってきた答えに「駅前はもともと人が来ないので,なぜ今更人の賑わいを駅前に作るのかわからない」というのがありました。現在の高校生くらいは,駅前=閑散…というイメージもあるようです。

私は作業療法士ですが,作業療法のこれまでの歴史では障害や病気により身体や精神の機能障害に対する訓練や治療という意味合いがありました。以前の機能に戻すための介入です。しかし,機能が改善しないことも多くあります。障害と一生をともにしながら,自身の生き方を進めていかなくちゃいけないことも多いです。元の姿に戻すのではなく,病気や障害を持ちながらも,それと一緒に,自分の生活や仕事や趣味ができるようになるのを援助するのが作業療法士です。

駅前も似たような状態なのかなと思います。新しい価値観や意味合いを持つことが必要です。どんな価値観や意味合いを持つことが必要なのでしょうか。今そこにある物を使いながら新しい価値観を持つこと,顔と顔が触れあいながら楽しみを見つけ出すこと,人のアイデアがすぐに形になって輪の広がりを感じられるようになること…。駅前の新しい役割なのかな,と思っています。その中心には,やはり「そこ(三原)」で「やってみたいこと」を実現することかなと思います。「やってみたいこと」や「チャレンジ」には年齢も性別も社会的地位も何も関係ありません。いろんな人が混ざることのできる地域ができるのでは?と思っています。

長文失礼しました~。

2012年4月10日火曜日

始業式に入学式

今日は多くの学校で入学式がありました。ちゃんくすからも多くの方が中学校,高等学校に入学しました。嬉しい悲鳴なのでしょうが,春休みは多くの方の学校に行きました。学校の先生と話しをしたり,具体的に授業の方法を一緒に悩んだり…。生徒だけが新しい環境になるわけではなく,先生も,親も,支援する人も,みんな新しい環境になって一緒に成長できるように。そういう気持ちで望めば,きっと上手くいかないまでも,少しずつ進んでいけると思います。
嬉しいことに,入学式の後にちゃんくすに寄ってくれた方もいます。数日前と変わらないのに,ぐっと大人になったような感じです。こういう時を共にできるのも嬉しいですね。
明日は多くの学校で「部活動紹介」とか「写真撮影」とか「健康診断」とか「ロングホームルーム」とかが催されます。自分以外の人達がとっても気になる時期です。こういう時期だからこそ,ゆっくりと時間をかけてお子さんの気持ちとか,世界観の変わりようを感じたいですね。ただ,学校は忙しそうなんですよね。新しい生活はとにかく最初は疲れるし…。

2012年4月4日水曜日

バリアフリーマップin呉線の旅

先日…呉線のバリアフリー度を調査するプチ旅行に出かけました。駅舎の構造やエレベータ,段差解消のためのブロックの設置や誘導,多目的トイレについて調べました。最近できた新広駅なんかは,駅前に市民センターがあり,行政の窓口,図書館,ポスト,スイミングプールなどが駅前にあり,しかも,作業所が駅舎の2階にありました。すばらしいじゃないですか!中国労災病院へのアクセス,国際大学へのアクセスなど,資格に見える位置にあるので,ひとまず迷いそうにないなと…。
しかも,呉線の駅のいくつかにはエレベータの所に,「車いすの方を優先に」みたいな看板ではなく,「車いすの方がエレベータを利用するときには手伝って下さい」という看板がありました。つまり,介助する人に向けて看板があるわけです。これってものすごくいいと思いました。車いすの方と別々に行動するのではなく,ぜひ一緒にしてくれ,というような意識が向けられていると思いました。
間違って,反対方向の列車になるようなアクシデントもありましたが,まずはいい感じで次回につなげられそうです。やはり,プチ旅行もいいね。

駅の次は三原駅周辺の多目的トイレを調べようとしています。どこまで研究熱心なのだ!

2012年3月30日金曜日

就労体験研修会しました

今日は結構忙しかったです。朝は三原市の就労体験事業という障がい者が企業で働く実習があるのですが,その報告会の司会をしました。たくさんの方がこの事業を利用して,体験した方々が体験発表をしました。「働く」って何となく当たり前になっていて,「働きたい」とか「もっとしたい」とかそういう気持ちを意識することがないのですが,今回体験された方々は「働く」ことに喜びを感じていました。そして,自分に素直に語っていました。けっして高く自分を見せることなく,弱みをきちんと表現して,それでも「働きたい」という言葉を聞くことができました。その後,物流会社である(株)シーエックスカーゴさんのお話を聞きました。これまた非常に聞きやすくて,スッと理解できるお話でした。私が感じたのは,「働く」のに健常者も障がい者もないよなーということでした。その人が働きやすい職場を作ることは,つまり誰もが仕事をしやすくする…ということかなーと思いました。ユニバーサルな社会ってこういうことをいうんだろうな,と。「働く」とか「就労」は難しいテーマですが,だからこそチャレンジできるのかもしれません。
その後,午後は広島空港にある中央公園でサイクリングしました。本日はとても暖かく,コートやジャンパーがいらない日でした。みなさん,いい汗をかいていました。やっぱときたまはこういう作業してリフレッシュですよねー。

2012年3月29日木曜日

研究室に行きました

先日,大学の研究室をのぞいてみよう。という企画でちゃんくすから電気の先生の研究室に行ってみました。電気工作,細かい作業が好きな方で行きました。さすが研究室!とにかく多くの道具や材料がきちーーんと揃っていました。中でも歓声が上がったのが,このブレッドボードと呼ばれる基盤。基盤は電気回路をつなぎとめる板でして,パソコンではマザーボードとか言われています。このボードに電気部品をくっつけるにはハンダを使いますが,一回くっつけるとはがすのが大変で,回路の開発には邪魔な話です。このボードは,部品をハンダを使わず,差し込めば回路ができます。こういうのがあれば,ちゃんくすラボも便利だなーと思いました。さすがに,専門家…と思うようなひと時でした。みなさんの将来の役に立てばいいですな。

2012年3月27日火曜日

祝!開幕メジャー!

もうすぐ日本のプロ野球が開幕します。福岡出身ということもあり,ホークスファンです。昨年はぶっちぎりの日本一でしたが,多くの方がホークスを卒業していきました。投手は評価も高く,器用な人が多いためか,どこに行っても活躍できそうなのですが,野手はそうでもありません。スワローズの青木選手ですら,メジャー契約ではありましたが,ベンチ入りはかなりあやしくマイナースタートもあります。その中で,ホークスからは川崎選手がメジャーに,それもイチローにあこがれてマリナーズに行きました。ずいぶん前からイチローをレスペクトしていましたが,そこまでか…という感じです。背番号は「61番」。逆から読むと「イチロー」。日本でもイチローの次の「52番」。その川崎選手が,ついに開幕メジャースタートだそうです。ホークスでも,チームの中心でした。とにかく周りの人たちを喜ばせることに専心して,今年卒業の中ではホークスにとって一番「痛い」人でした。そんな人が自分の夢をかなえに行って,ひとつ夢をかなえました。本当にすごいですね。自分だけががんばっても報われない世界です。人に選ばれなくちゃ達成できません。自他共に認められて,晴れて野球をする。新しい川崎選手に目が離せません。でも。野球は日本でやってほしかったなぁ。。。

2012年3月26日月曜日

天体ショー

今日は会議が尾道でありました。夜空を見上げると、星が並んで見えた。お互いはスッゴい離れてるのに、こんなちっぽけな所にから見られてるなんて、きっと星さん達は知らないだろうね。世の中もそうだろう。見える所から見れば、その人のいい所が見えるはず。たまには、そういう視点を持つ事が必要だなと。星さん達ありがとう。

2012年3月25日日曜日

やりたい作業が生まれるって。

この1週間はいろいろと忙しかったです。さすが年度末って感じです。
今日は防災の講座に行ってきました。屋外で最後らへんは雨と雪の混ざる寒い天気でしたが,とても有意義な時間でした。そして,昼からは作業療法士会の社会貢献部で「震災に向けて自分たちにできること」という研修がありました。お二人の方から発表があって,自分にできることってなんだろう…と考えました。この2年間。ちゃんくすで活動しながら,自分の活動の範囲も広がったのかな,周りの人達もいっしょにわくわくするようなアイデアを出すことができたような気がします。
ひとつは,駅前広場で防災の行事をひとつはどこかの団体と一緒にすること。今日の防災の行事と,先日福島から来られた方の話しと,ちゃんくすのある港町のお祭り。やはり,防災という大きな作業は,地域の中で達成すべき課題です。今ある地域の資源を集めて,みなさんに防災の気づきを共有できる場を創れたらいいな…と思います。今日来られた市民の方々も一緒にできればもっといいなとも思いました。
もうひとつは,来年,福島で行われるだろう,作業科学セミナーに多くの人を誘うこと。そのためには,作業科学という学問領域をもっと魅力あるものにしなくちゃな。と思いました。福島の人は,「とにかく来てくれ」とよく言われているのを耳にします。なんとなく震災があった場所に観光で行くのは不謹慎か?とも思いました。実際はそうではなく,観光で食べている街を活性化するのは,消費者である私達なんだなと。とにかく,いろんな人に福島に行くような機会を作ることも自分にはできるかな…と思いました。
そして,もうひとつは今年,私は岩手県に行く用事が11月にあります。その時に福島に寄って観光することです。
この3つは今年は達成したいです。こういう作業を思いつけるようになったのも,今日の場を創ってくれた防災と社会貢献部の行事をしてくれた人達。それとお二人の発表者です。
やっぱり,「やりたい作業」が生まれるのは,こういう人との語らいの場からだろうなぁ。私の場合は。みなさんに感謝しなくちゃ。
ちなみに,写真は今日の防災の中で行われた「炊き出しうどん」。結構美味しくて驚いた。

2012年3月18日日曜日

やはり雨男は健在だった!

 今日は車いすの方を遠方まで送るために運転手をしました。まさかとは思いましたが途中は霧に雪もまだ残っていて,本当に広島県か?と思うような風景が広がっていました。その方を送った後に病院見学をしました。新しい病棟に心身ともに重度な方が入院されていました。しかし,病棟の雰囲気はとても明るく開放的lな印象を持ちました。構造的に窓が大きいとか,壁紙が明るい色…とかあるのですが,一人一人の機能にあわせて日常生活で使う道具が工夫されているのです。食事,パソコン,車いすなどいろんなモノがその人仕様になっています。いい空間をつくっているな…と思うような一室もあり,とても良かったです。一人一人が違う目標ややってみたいことを持っています。それをひとつひとつ出来るようにすることは,とても大変な作業です。それをスマートにされていて,いいなぁと思いました。長旅ご苦労さまでした-!

2012年3月17日土曜日

グランゴルフしました

今日は子どもオリンピックを三原駅前広場で開催しました。しかし,8時くらいまでは雨雨雨。結構激しく降っておりました。中止かな…と思って流したのですが,次第に空は明るくなるし,雨は小降りになるし…迷いに迷った挙げ句,道具を出してみました。当然。人は来るわけないです。芝生はびちゃびちゃ。アスファルトも水たまり。しかし,ここは楽しんでおかないと淋しくなりそうでしたので,ちゃんくすのメンバーでグランゴルフ大会をしました。これが結構面白かった。グランドゴルフって,1打1打の重みがすごいです。対戦相手のボールを蹴散らしたり,わざと前に出てきたり…いやらしーとこもあったりしてスリルもありました。上手でない人も数回練習すればすぐに戦えました。2ラウンド(8ホール×2回)はしっかり成績をつけましたが,なんと2戦とも1位と2位,3位,4位は1打差ずつ。ということで一番若い方が勝利を収めました。レクレーションとしても楽しめたし,いつかちゃんくすの他のメンバーともやってみようと思います。
結局,雨は10時以降は降らず,晴れ間も見えて気温も急上昇。春を感じた一日でした。一雨毎に春が近づいていると思うと,今日のような雨もいいかな。迷ってもいいかな。そんな気持ちになりました。震災以降「生かされている」と思うことが多くなったのですが,今日みたいな日があると幸せですね。

2012年3月16日金曜日

別れの季節

今日は3月16日。この日は特別な日です。3月の金曜日ということで,多くの大学では卒業式が行われています。大学は卒業というよりも学位授与式に近い。高等教育を受けてきた人たちが「学士」の「修士」の「博士」の学位を取るわけです。謝恩会に招待いただき出席しましたが,4年間という時間を共に過ごしてきた人たちの人生の一こまを共有できて嬉しかったです。
そして,明日からJRはダイヤ改正。去っていく列車もあります。ちゃんくすでは,300系のラストランを見届けるべく,二人で岡山-広島の300系に乗り込みました。私は留守番ですが,かなりの人に驚いたそうです。今年は,100系,寝台列車の日本海が現役引退をします。新幹線は次々と新しい車両が出てきて,リレーされている感じですが,寝台特急はリレーされず,そのまま廃線になっちゃいます。寝台特急と言えば,旅は道連れ。いろんな方々とその時だけの知り合いになれて,いつもとは違う自分にも出会えます。考えてもみれば,最近はいつもと違う自分に出会えないようにケータイ,ゲーム機があり,ちょっと残念です。
とにかく,別れの季節。じっくりと別れを感じるからこそ,次のステップにもなるってもんです。みなさんの人生に幸アレー!

2012年3月14日水曜日

メンズちゃんくす


今日はホワイトデーでした。ちゃんで何を送ろうか迷っていたところ,「そうだ!作ればいいじゃん」というなんとも単純な発想でできたのが右のスイーツ。メンズ3名で作りましたが多くの失敗もなく。上手くできました。
味も良くて好評でした。